辿り着いた答え
今回で幼児編終了です。
……まあ、いっか。
しばらくぼんやりとした結果、行きついた答えがこれでした。
今更どう足掻いても、スペックが高くなるわけではなし。
今までゲームの趣旨に沿って行動しようとした結果がこれだし。
努力して、その結果はまったく別の方向に転がってるし。
お約束展開を期待しているであろうどこかの誰かには申し訳ないけど、どーしようもないし。
わたしはわたしのエレナ・クラインでいかせてもらうってことで。
それはそれできっとストーリー展開面白いかもしれないし。
うん、そうだ。
ヒロインだって、誰を選ぶかわからない。
ゲームは何度もやり直して全員攻略可能だけれども、わたしがいるここではそれは無理。
ヒロインが誰かを選んだら、全力でうまくいくように協力したらいいのですよ。
うん、そうしよう。
今はまだ出会えぬわたしのヒロイン。
きっと、綺麗で可愛くて素直で優しくて可憐で守ってあげたくなるような儚さででもって芯は強く立ては芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花のようなでも個人的にはカスミソウのようなのが好みだったり、あ思考ずれた。
とにかく、そんなヒロインに出会うまでは。
とりあえず好き勝手させてもらうですよ。
ニールにはたくさん甘えてわがまま言って。
ジェレミーはたくさん可愛がってあげるのです。
ラスティは顎で使ってやるのですよ。
……ん? 今とあんまり変わらないですか?
まあ、いいのですよ。
ちょっと肩の荷下りたのです。
やっぱり、役割を果たさなきゃという責任感はちょっと重しだったのですよ。
今のうちに気力とやる気を蓄えて。
来たるべき日に臨むのです。
待っていてなのです、わたしのヒロイン。
ゲームのパッケージで後姿のイラストを見た時から、わたしの心をとらえて離さない愛すべき乙女。
あなたに会えるその日まで。
わたしはありのままでわたしで生きていくのです。
うん、よし。
そうと決まったらとりあえず。
お菓子でも食べよーっと。
次回は一気に年齢上がって学校入学から、の予定です。
よろしくお願い致します。




