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この世界の教育事情

今回説明回です。が、エレナさんの語り口調なのであまり堅苦しくないはずです。

 家庭教師がくることになりました!


 この世界では基本貴族は家庭教師、庶民は学校へ通って勉強するようです。


 もっと余裕がない労働者階級の子は教会がおこなっている休日学校へ行くみたいだけど。


 わたしは伯爵令嬢、貴族のお嬢様なので家庭教師ってなわけなのです。


 ……学校ちょっと行ってみたかったなー。


 ちなみにヒロインと出会う予定の学校はちょっと趣旨が違うのです。


 学校はおよそ十四歳から十八歳までの五年間。


 生徒はほぼ貴族の子供。


 稀に貴族から支援を受けた優秀な庶民や、貴族と繋がりがある大商人の子供とかもくるらしいですが、よーするに貴族と無関係の人間は入れないわけなのですよ。


 それまで家庭教師オンリーだった子供達がなぜその年で学校に行くかと言うと。


 それはもちろん人間関係の構築ですな。


 お貴族様の世界もなかなかに面倒なようですの。


 でもこれが結構大事なことらしいのです。


 この間で養われた人間関係が後々の立場・役職・婚姻関係・いろいろなものに響いていくというのだから、一大事です。


 そしてこの国の成人は十八歳。


 この学校卒業すると、そのまま城に仕えたり軍に入ったり領地経営に携わったり嫁に行ったり、ってな具合に進路が決まっていくらしいです。


 で、どーしておよその年齢かって言うと。


 まあ諸事情で遅れて入学してきたり、成績優秀で人間関係あまり重視しないなら上の学年から途中で転入してきたり、途中で没落して退学したり、お家の都合で嫁に行ったり、と様々ですよ。


 まあこの辺はどこの社会にでもあることですな。


 ちなみにこの辺の情報源はツンドラニール。


 あいつ、質問すると大抵のことはその場で即答えやがるですよ。


 何者なんだあいつは。


 そのニールはすでに二歳過ぎたあたりから家庭教師がついていたとのこと。


 ……理解できてたんですかね、それ。


 わたしはまだそのころ言葉も覚束なかったですが。


 ……まあいっか。


 それはともあれ、わたしとジェレミーの家庭教師。


 複数くるですよ。


 まあ、勉強だけじゃなく、貴族社会のルールやマナーや、覚えることは多岐にわたりますからね。


 だけど、わたしは転生者!


 きっとすぐに覚えてみんなをびっくりさせてやるですよ!


 見てなさい、おー!

次回即回収のフラグをたてました。

エレナさん、自分は転生者だからと優秀なつもりですが、さてはて。

以下次回お楽しみに!

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