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地に足つかない商売

 ある日、幽霊が見えるようになった私は思った。


 除霊ビジネスでガッポガッポと儲けて、世のため人のために頑張りつつ順風満帆な大金持ちライフを過ごすのはどうか、と。


 うん、それはいい。

 是非、やろう!


 という訳で、除霊の勉強をした私はある日、実験という事で恨みはないけれどふと見かけた少年の幽霊に対して除霊を行ってみる事に。


 ぶつぶつと呪文を唱え、最後に強く言い放つ。



「悪・霊・退・散ー!!」



 消えたのは私の方だった。

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