表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/25

第5話 [登校&クラスのみんなの様子がおかしい?]

 僕たちは三人で登校しているけれど、問題がある。


「……ねぇ、そろそろ離れてくれない……?」


 僕の左腕には華が、右腕には吹雪が抱きついているのだ。


「ダメ! お兄ちゃんに少しでもマーキングを……」

「私はなーくんから離れたら死んでしまうの……」


 華は最後の方ボソッと言ったので聞こえなかったし、吹雪に関しては平然と嘘をついていた。


「暑いし恥ずかしいよぉ……。あと周りからすごい見られてるよ……」


 周りからはまるで豪雨のようにすごい量の視線が送られていた。

 でも鋭い視線じゃなくて、みんな微笑ましい笑顔を浮かべながら僕たちを見つめていた。


「あら可愛い三人ねぇ」

「ほんとね、奥さん」

「いや〜〜、てぇてぇ」

「普通の男だったら路地裏に連れ込んでたところだったぜ」

「男の娘じゃしゃあねぇ」


 僕はとても恥ずかしい思いをしながら登校した。





 その後は華と別れ、吹雪と一緒に登校し、僕の教室の前で別れた。


「みんなおはよー」


 みんなに挨拶しながら自分の席へと向かったのだけれど、なぜかチラチラと視線を感じる気がする……。


「白銀さんもおはよう」

「おはようございます、七美くん」


 白銀さんは自分の席で姿勢良く座りながら小説を読んでいた。

 僕も席に座ると、白銀さんから話しかけられた。


「あ、あの、七美くん」

「ん? どうしたの?」

「昨日も夜更かしとかしたのかしら? 今眠かったりしない?」


 小説を見ながらも、チラチラと僕を見ながらそう質問してきた。


「ううん? 別に今は眠くないかな。どうして?」

「えっ、いや、なんでもないわ!」


 白銀さんはほんの少し落ち込んでいるように見えた。

 周りのみんなもなぜかため息を吐いている人などがいた。


 …………なんで?

今日の8時ごろにまた投稿します〜。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ