112.癒されるはずが、流されたマリー
お久しぶりです。
色々と各々の口調とか流れとか、ちょっと掴み切れてないけれど、リハビリがてら書きました。
ゆるーく読んで頂けたら嬉しいです。
狩りの研修の後の子供たちはずっと興奮状態で、少々では落ち着きそうになかった。
ある程度村に近いところまで戻れば、逆に煩さで動物は全て逃げてしまうので、安全すぎる程安全だ。
この後の対応は各自家庭に任せることにして、村人が集まっている広場で今日の成果のお披露目だ。
食べられるものは森の入口で取れるうさぎや鹿などがメインになる。
魔石はウルフのだ。
自慢げに話す子供たちをボンヤリ見ていた。
まあ、そこそこ頑張ってはいたと思うのよ。だけどね?その成果は自分だけのものじゃないと気づいているのかな。そこを気付いていかなければ、外に出た時に揉めるだろうな、と思う。
まあ、今はコッコが凄いということがわかってくれて、外に出るのは大変なんだよということだけ知ってくれればいい。それ以外は、成人してしまえばその子の責任だし、それまでは親の責任だ。
そのことを父さんも思ったようで、みんなの前で伝えてくれた。
なんか今日一日だけで、一気に老けた気がする。
本当に疲れた。今日はゆっくりお風呂に浸かってゆっくり寝たい。
最近こっそり作った精霊の泉のお風呂に入って、精気を養うのがいいと思う。
最近自分の年齢が分かんなくなってきたよ。
心なしか皮膚が乾燥しているような…。
もふ。
シャンス。そうだね。今日はもう君たちを全力でモフって癒されることにする!
ん?なに?
『最近、暴れたりない』
ああ・・・まあ、そうかもね。
でも、長とシャンスはこの間狂牛狩って来てたじゃない。
『まあ、そうなのだが』
何か変化が欲しい?
『まあ、そう言うことじゃな』
そうは言うけど、この辺りで暴れそうなところなんてないでしょ。アルバンティス王国 辺境の街 アルルの時みたいに暴れることなんて、普通・・・ないわよ。
『そこなんじゃが、人間たちが街に居なくなったアルルの街にどうやら魔物が住み着いたようでな』
え、それって不味くない?
『妖精の森に妖精族が居ないのだ。秩序が乱れて魔物たちが覇権争いをしている』
それって、知能がある高ランクの魔物がいるってこと?それともウルフみたいに集団で生活する魔物が増えたってこと?
『ウム…それなりのモノたちが争ってる感じかのぅ…」
ちょっと、なんでそんなに嬉しそうなのよ!
長やシャンスだけじゃなく、何故か精霊たちまで高揚しているのが分かる。
あんたたち、そんな戦闘集団みたいな子たちじゃなかったよね?なんでそんなに気合入ってるの?!
「えーと、それはもう行くこと決定!みたいな?」
『そうじゃの。我の中では決定しておる』
あ、そうですか。
『マリーはシエロに乗っておればよい』
「え、あたしも行くこと前提?!」
『ずっと、気になっておるじゃろ?先に言っておくが、あの街があのままだったら、間違いなく精霊の森にまでやってきた。そして色々と踏み抜いて国ごと無くなっておった。妖精族は勿論、人間も殆どなくなっていた。そこは誇るのだ』
長が言うのなら間違いないのだろう。どこの世界も歴史がそう語っている。欲は何処までも深くなる。それは誰しも持っているもの。あたしが精霊村にしたことも、あたしの欲が収まりきらなかった為だ。そのせいで急激に村は変化しなければならなかった。そのお陰で助かる者がいることは間違いないけど、便利というものは更に欲を産む。
『大丈夫だ、マリー。間違ったことをするならば、我が力づくで止めてやろう』
「うん、ありがとう」
『じゃあ、話はついた。皆…行こうじゃないか!』
え、そう言う流れだった?あたし、乗せられただけ?
みんなのワクワクが伝わってきて、あたしまで高揚する。
これはもう、止められないね。止めたらその分変な方向に行きそうだし。
だけど、残念!
「さて、皆今から行く気満々だけど、行くのは明日だからね!」
「なんでー。行こうよ!マリー」
「シャンス、今日はすぐに暗くなるでしょ。あなた達には問題なくても、人間であり子供であるあたしには問題ありなの!」
その言葉を聞いて、一気にしゅんとした空気が漂う。あんたたち、どれだけやる気よ!
「だからね。美味しいご飯食べて明日に備えよう?」
その言葉で仕方なさそうに、頷いた。
長まで落ち込むとか、どれだけ?
逆にどれだけ魔物が蔓延っているのかと、泣きそうになるんですけど!
でも、そこまでなら尚更、明日行かないという選択肢はないね。放って置いて周りに悪影響出ると嫌だし。
明日の為に、美味しいご飯でも作りましょうか!
美味しい夕飯を食べながら、今日の狩りの反省をして次に繋げることにする。
それを聞きながら、第二弾もした方が良さそうだし、それよりも10歳になったら森で狩りをするという訓練をすることを組み込んだほうがいいかもしれない。15歳になったら、魔物狩りとか。
そんなことを思いながらも明日のことに意識がいく。どうなることか…
「グレイト!グランから何か報告がある?」
『順調みたい。今夜営の準備をしてる』
「ボルテモンテの町まであとどれぐらい?」
『多分、後2・3日』
「意外に早いね」
『ひこちゃんがいるから、早い』
「ああ…そうだね」
マーティンさんも冒険者見習いには、訓練になってないと思ってそうだけど、彼にとっては渡りに船。早く目的地につけるなら、何も言わないでしょ。
さあ、明日の為に早めに寝よう。
って、あれ?
今日は疲れたから、もふもふに癒される予定だったよね?
なんで次の日戦うことになってんだろう?
まあ、仕方ないか。
あたしだし。
呼んでい頂き、ありがとうございました。
これから少しずつ書けたらと思っていますので、よろしくお願いします。




