第97話
クソ!なぜバレた!?
「い、いいがかりはやめろよな…」
まずいまずいまずい!全てバレてる…
けどなんでだ?
「ノーネーム様がわたしに送って下さった物はSランク以上のダンジョンコアよ。今はまだお父様とわたししか知り得ていないわ。」
「て、てめー!はめやがったな!ノーネームとまだ接触してないって、生配信で呼びかけてたじゃねえか!」
「ええ、御姿はまだよ。それにわたしはノーネーム様を騙る愚者を許さないわ!もちろん通り魔の件も!」
やべえやべえやべえ!!
どうする?
最悪皇族家を敵に回してしまう…
「ちょ、ちょっと落ちけよな?冗談だから!な?
ほ、本当はノーネームの情報を持っている!これは本当だ!!」
オレは焦り必死に取り繕う
「証拠品は押収させてもらい拘束するわ!
その後の取り調べて全て吐いて!!」
氷姫が近づいてくる。
足元には怒りからか踏み込んだ場所が、立て続けに凍っていく。
パキパキパキパキパキ
「く、くそがー!」
オレは証拠品の剣をぶん投げる。
「あっ!」
「くらえ!オレの特大、大魔術のビッグバンスーパーウルトラファイヤーボール!」
氷姫が一瞬、証拠品に目を取られた隙にバルコニーからお茶会、会場室内へとオレは魔術をはなった。
ドカン!!!
と、ただのファイヤーボールが会場内で爆発する。
「うわー」
「きゃー!」
「襲撃か!?」
「た、助けて…」
「ぐ、ぐああ!あ、熱いよー!」
お茶会会場は、非探索者や、児童もいる。
「くっ!!」
氷姫はオレや証拠品に目もくれず救助へと室内へ駆けた。
あ、あぶねー
助かった…
取り敢えず証拠品を急ぎ回収しにいき…
親父に助けてもらうか。
ただこれだけのことを仕出かしたから、親に連絡して2、3日はダンジョンにでもこもるか…
寮や、実家の子爵家にはすぐ皇族家の息がかかった探索者部隊と警察を派遣してくるだろう…
さすがの親父でも今回はまずいかも知れない…
だから少し時間を稼ぎさえすれば親父が解決に向けて頑張ってくれるはずだ!
2.3日たてばまた貴族特典と少年法で無罪放免になってるだろうよ!
と、オレは意気揚々に証拠品の剣を回収し、前回ブタオ、取り巻き2人と行ったDランクダンジョンへといったのだった。
「クソ!なんでオレがこんな目に…」
と、何事もなく1日目がすぎた…
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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