第95話
オレは子爵嫡男
「よお!皇族の姫さんよお!」
オレは人だかりにいる氷姫に挨拶をする。
「あら、ご機嫌よう。」
「やあ、こんにちは。」
隣には氷姫の親が決めた婚約者候補の勇者先輩がいる。
勇者先輩(公爵家) ステータス
ランキング99位
Aランク
レベル35
体力 350
魔力 355
攻撃力 385
防御力 350
素早さ 348
魔術 雷、風
スキル 身体強化 聖剣
「チっ!あんたもいたのか…まあそりゃいるか!
氷姫!お前に耳寄りな情報を持ってきたぜ」
オレは勇者先輩を一睨みし、氷姫に言う。
「なにかしら?」
「オ・レの婚約者だからね、そりゃあいるさ」
「いや、氷姫はオレがもらう!あんたと違って親が決めた婚約じゃなくてな!
本人が好きにしていいって言ってたからな!」
氷姫は生配信で、ノーネームには自身を好きに使っていいと言ってた。貴族の言葉は重い。
今更無しとは言わせない!
「…」
「悪いが…話が見えない…」
2人ともポカンとしている。
「今日この場で宣言するぜ!氷姫は頂く!
婚約者はオレになるんだ!」
オレは会場のみんなに響き渡るよう、大声で宣言した。
「なにを言っているのか全くの意味不明だわ…」
「オ・レの婚約者を奪う?なにかするつもりなら許さないよ!」
2人とも明らかにオレに嫌悪感を示してきた。
「ククク…まあいい。今のうちに言ってろよ。
さっき言っただろ?氷姫に耳寄りの情報があるって!」
「なにかしら?」
「どうせ碌でもないことだろ…。聞かなくていい!」
勇者先輩が氷姫の前に庇って出てきた。
「ノーネーム…」
「?!」
「?!」
オレがそういうと2人は驚き目を見開いた。
「その件で氷姫と少し2人で話がしたい…」
「…」
「嘘だろ?ハッタリはやめろ!」
氷姫は半信半疑、勇者先輩は少し動揺していた。
そりゃそうだろう。
貴族の言葉は重い。
他の平民や出涸らし貴族のクソならいざ知らず、オレの発言だからな。
本当になにか知ってるの?
と縋るような表情になる氷姫。
ククク…いいねえ、いいねえ。
そそるぜ!!
「任せるぜ!ただ、断わったら金輪際この話はしねえ!絶対にだ!」
「いくわ!」
「え?ちょっ!や、やめなって…」
「ごめんなさい…勇者先輩…」
「そ、そんなあ…」
勇者先輩がぐにゃあって悲痛な顔になりやがったwww
ざまあwww
「クハハハ!ざまあねえな、勇者先輩よお!」
オレの勝ちだ!
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