第84話
僕は足早にダンジョンコアを手に持ち届けようとするが…
いけね!こんな特大なコア持ち歩いてたら僕がノーネームですってまわりに宣伝してるようなものじゃんか!
と、ダンジョンコアは異空間のアイテムボックスへ入れ、認識阻害レベルMAX極のスキルを使い皇族本家敷地内へと向かう。
行ったことはないが、有名だし広大な敷地にお屋敷だ。スマホで場所を調べたらすぐわかった。
足早に到着し、門構えに今いる僕。
警備も厳重で、それこそアリ一匹入れないのでは?というほどたくさん人がいる。
さすがに敷地内はイメージも出来ないので転移は使えないし…僕は気配を消し地道に敷地内を家探し(やさがし)する…
どこだー!
幼馴染みの部屋はどこだー!
ひたすら僕は探し回った…
部屋に人の気配があればこっそり覗いたり…
うん…完璧に僕不審者だわ…いや犯罪者か…
あとは謹慎したてだったからか、お手伝いさんの話を盗み聞きして、お可哀そうにとか、謹慎用の部屋がある。と情報収集した。
そして、本家敷地内でもちょっとした離れた場所の部屋が謹慎部屋とわかった。
いやー苦労した…
ある意味ダンジョンだわここ。
借りを返すって本当に大変。
今度からは借りは作らないようにしよう!
と、一応謹慎部屋に人の気配がある…。
ノックして、幼馴染みが出たらダンジョンコアを置いて、僕は転移で男子寮に帰るか。
コンコンコン
「はい!どうぞ!」
いや、どうぞじゃなくて出て来てほしいんだが…
取り敢えず幼馴染みの声だったから先にダンジョンコアを出して置いた。
コンコンコン
「開いているわよ?入ってきていいわよ」
コンコンコン
「はい、いま開けますから!」
ガチャ
よし!成功。
借りは返した。
僕はいつまでも幼馴染みの幸せを願っている。
そのたくさんの中の1人さ。
「誰もいないじゃない!だれか姪や甥のイタズラかしら??え…?」
と僕は幼馴染みの驚く顔をみてから満足げに男子寮に転移した。
万が一あしたも幼馴染みが謹慎中だったら、約束通りコアは返してもらうからな!
けどそんな僕の心配は杞憂で、翌日には笑顔な幼馴染みが学園に登校していたのだった。
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