第79話

僕は引き続き幼馴染み、皇族の姫の生配信を見ている。

次は皇族家と僕が友好関係を結んだら氷姫と呼ばれている彼女を好きに使っていいと…

僕は…女性を物みたいに扱えない。

いや、扱いたいとも思わないから却下で。

万が一でもそんなことをしたら婚約者の公爵家勇者先輩が黙っていないだろう。

自分からトラブルの火中に飛び込みたくないし、何よりも彼女の幸せを願っている。

他ならぬ幼馴染みなんだから…

まあ幼馴染みには僕のこと忘れらているけどね！

別に僕はそれでも構わない。

その次は、僕が無資格者ってバレてて、それ含めなにか不都合な理由があれば解決してくれるみたい…

うん、大丈夫！僕そもそも名乗り出ないから！

平穏に生きたいし、いまは金策に困ってるから。

ちゃんと探索者以外でなにかする予定なんだ。

例えば錬金術とかで！

と、お次はノーネームの僕を騙る不遜な輩ねえ…

好きにさせてあげて。犯罪とかでも無いなら！

あまりに極悪人なら対処したら?

僕は知らない。警察でもないただの学生なんだから

と、最後はダンジョンコアを持って来てほしいか…

ダンジョンコアは買い取ってくれるのかな?

一応ダンジョンコアの機能で一時封鎖にしているけど、破壊してダンジョン崩落させるか、一般開放かは政府が決める決まりだもんな…

基本的にコアは買い取りだけど僕の場合は無資格者、ただそれに足元をみられてタダであげるのも…

文字通り死に物狂いで踏破したんだからなあ…

見合う対価がほしい。

だからちょっと考えさせて！

っと僕への要望が終わり探索を開始し始めた。

中央区にある東京Ａランクダンジョン87階層からみたいだ。今回は間引きらしいから到達記録の更新ではないらしい…

モンスターは、スケルトンキングで皇族探索者部隊を率いて難なく撃破していた。

基本に忠実なパーティー。

１人だけ突出して強いのはやはり幼馴染みだった。

なお指揮官でもありリーダーなんだろう。

復活したスケルトンキングにも侍女との連携で圧倒し、リポップ分の計5体を撃破。

同接数も10万くらいいってて凄い人気だった。

僕はコメントしたかったけど、滝のように流れるし、まあいっか！となったのだった。

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