第77話
僕は今いじめられているw
蹴られた側なのに子爵嫡男に逆ギレされた(笑)
すると、僕は他の気配に気づく。
2人近くにいてこっちに注視してる…
スキルは使って無いけど僕には長年ダンジョンで生き延びた感覚や戦闘技術があるからわかるんだ。
「ん?僕がいま鑑定されたか?」
小さい声でつい呟く僕。
まあステータス偽装中だけど…
「何言ってんだよ!ブタオ!許さねえ!!」
「ヤッちゃおう!!」
「おう!!今日もバッチリ動画ってるからな!」
と、子爵嫡男と取り巻きがなんか言ってるが僕は話を聞いていなかった。
すると
「おい!君たち!なんてことをしているんだ!」
勇者先輩(公爵家) ステータス
ランキング99位
Aランク
レベル35
体力 350
魔力 355
攻撃力 385
防御力 350
素早さ 348
魔術 雷、風
スキル 身体強化 聖剣
あ、勇者先輩だ。
たしか御先祖様が初代勇者で、Aランクダンジョン100階層まで到達した、歴史上の偉人。
勇者先輩はその子孫で公爵家なんだ。
残念ながら御先祖様は踏破出来ず亡くなった。
それが今でも語り継がれている。
って学園で習った。
「ひえーた、たすけて下さい。勇者先輩様!」
取り敢えず、助けてもらお。多分僕はこれ以上我慢したら、爆笑してしまう。
子爵嫡男が喜劇すぎて…(笑)
すると勇者先輩は後ろをチラチラ振り返る。
ああ、なるほど!こっちをさっきから見てたのはこの2人だったのか!!
その視線の先に僕の幼馴染み、皇族の姫がいた。
この2人は婚約者同士だったはず。
勇者先輩はいい人だし、強いしカッコいい。
うん、お似合いだね!
「チッ…あんたか…優等生がよ!!もういい。
いくぞお前ら!!」
「「へい!」」
さすがに勇者先輩は世界ランカー、分が悪いと見るや否や退散していく子爵嫡男。
「あ、あの…勇者先輩様ありが「どうだい!オ・レの勇姿見ててくれたかい??」とうございました…」
勇者先輩はお礼を言う僕をガン無視して、皇族の姫に振り返る。
「あ、すぐ帰りましたよ。勇者先輩が駆けつけてくれたときに…
で、では僕も失礼します〜!」
僕は申し訳ないけど笑いを堪えるのが限界なため足早に立ち去ったのだった。
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




