第53話
わたしは皇族の姫
ギルドマスターから衝撃の事実を聞かされる。
「あ、ありえるのでしょうか?わたし11位から12位になってます…わたしより下位の方が新しくいきなり1位になられたんですよね?」
「いや、それだけじゃない。軒並みの、世界トップランカー達がみんな1ずつランクが下がっていると言っていたらしい…。ギルドでもランキングを確認したが、間違いない…」
「でしたら100位以下の方がいきなり1位…どなたなんですか?そのお方は?」
そんな話今まで聞いたこともないし…起こり得ない…
探索者ランキング世界ランカーを一瞬にして一気に抜くなんてありえない!!
「…それが…多分だが…探索者資格が無い者の可能性がある…いや、多分そうだ…」
ギルドは探索者資格が有る者は全て探索者のランキングを反映させギルドで管理している。
今、無資格者はダンジョンへ入れないようになってるからなの。
だから探索者ランキングに入っている人間は全てギルドが網羅しているはず。
「な?!なんですって!!」
それが本当なら、どうやってダンジョンへ?
資格が無い者なら探索者資格がある同行者がギルドに許可をとらないとダンジョンへ入れないはず。
それか警備の目を掻い潜りずっとダンジョンへ籠るとかしか方法は…
「我々もまだ調査中だ…よってギルドはランキング1位の者をノーネーム、名無しの無資格者として捜索をする。」
「そ、そうでしたか…」
す、すごい驚いたけど、なぜそれがわたしに緊急回線なのかしら…
「そこで本題だ…そのランキング1位の者が記録を塗り替えた同時刻、大まかだが君の学園あたりでダンジョン発生の膨大なエネルギーをギルドは感知したのだよ。」
「この探索者学園内にダンジョンが発生ですか?」
ギルドには新しくダンジョンが発生する際のエネルギーを感知する魔導具がある。
そしてすぐにダンジョンへ調査隊や探索者を派遣したりするの。
「そうだ…そして…そのエネルギー量だが、…測定不能…と言うことはSランク以上のダンジョンと計測された…」
わたしだって、いや、世界中の誰も、いや今まで歴史の偉人さえもAランクダンジョンさえ踏破した記録がないのに…とあまりの現状離れから息を飲むわたし。
それにSランクダンジョンなんて未知の災害になるとかしか思えなかった…
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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