第52話
わたしは皇族の姫
わたしは才能がないイジメられっ子に、学園を辞めるよう見下しながら進言した。
その子は間違いなくダンジョンで命を落とすから。
だから探索者は諦めて平和に生きてほしい。
けど、わたしの願いは叶わずその子は飛び降り自殺していた。
わたしは自分の発言に責任を感じ、咄嗟に受け止めようとする。
わたしはAランク探索者だから、ふくよかな男子を受け止めることなど造作もない。
だけど受け止めようとしたら、一瞬その子が飛び降りしている最中の空がブレた?
様にみえたわ。
するとその子は一瞬にして髪が生え白髪になり服がボロボロ、そして靴もなく…
え?なにかのマジック?手品?
けど…どうしたのかしら…
さっきまで、目の光が無く心を折ったのはわたしなはずなのに…
今は目に強い光が、宿ってる…
いえ、凄まじい意思、生きるチカラ、生命力、絶対の自信のような表現できないような感じが目から感じ取れたの。
あまりの変わり果てようにわたしは手を広げ抱きとめる準備をして呆けていたら…
その子は何事も無いように綺麗に自分で着地。
あれ?自殺じゃなかったの?
やっぱり、なにか手品の練習だったのかしら?
ただあまりにもわたしの近くでいきなり着地し、至近距離すぎたものだから
「キャッ!!」
とわたしはビックリしてしまい…
「ん??ここは…地上か?」
「…」
「あれ?
すいません…いま西暦何年の何月何日ですか?」
と訪ねられた。
心配して損した…
自殺かと思ったじゃないの!!
わたしはぶっきらぼうに日付を答えて立ち去ったわ。
すると、わたしのスマホから緊急回線がかかってきた。
「はい、わたしですが?」
「緊急事態だ!!」
日本探索者ギルド本部ギルドマスターからの電話。
「救助依頼でしたか?」
「いや、違う!!ランキングが更新されている…
ランキング1が塗り替えられていたんだよ!今しがた!」
「え?」
わたしは急ぎ自分のステータスを見た。
皇族の姫 ステータス
ランキング11位→12位
Aランク
レベル36
体力 305
魔力 489
攻撃力 289
防御力 300
素早さ 449
魔術 氷
スキル 身体強化 氷柱
「ウソ…わたしが抜かされているってことは、わたしよりも下位の方が、いきなりランキング1位に??」
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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