第50話
僕は絶対なる究極無比、スキル次元掌握レベルMAX極からなる次元斬で、無間空間からダンジョンマスター、時の牢獄を斬った。
Sランクダンジョン1000階層にて
「ん?なにか…な、?!な、なんですか??こ、これは!!」
時の牢獄の胸に突如刀傷らしきものがあいていた。
「ま、まさかあの人間?いや、でもわたしには完全無効レベルMAX極のスキルが…なぜ?
いや、そもそも無間空間の封印は絶対なはず!
なぜ?どうやって?どうやったのですか?」
だが徐々に穴が大きくなる。
そしてそれが焦りかわる
「なぜ??なぜ?おかしい、なんだ!なんだこれは?
空間掌握のスキルを会得していたのか?それともわたしの知らないスキルか?止まれ止まれ止まれ!おかしい!!おかしい!おかしい…」
ブタオの放った次元斬、今回は刺突バージョンだが穴が渦巻くように広がり時の牢獄の全てを次元ごと完全抹消しようとする。
「そ、そんな?!ば、バ…カ…な…、わたしが…わたしが…創造した…も、の…な…の……に……」
完全に消滅した時の牢獄。
今はただ凄まじい巨大な魔石と、巨大なダンジョンコアだけがそこに残されていた。
次元斬を放ったあと僕はダンジョンへと急ぎ転移した。
「あいつは完全に消滅したか…。やっと帰れる…
長かった長かった長かった長かったぁぁ!!!!」
僕は大声を出し泣いた。
「うわあぁぁぁ!!!諦めないで良かった!諦めないで良かった!!うおあー!!!ビクトリー!」
取り敢えず僕は叫びちらかす。
「スキル次元掌握レベルMAX極の次元斬…
これがあったから僕は勝てた。
これは全てに絶望し、破壊と殺戮の衝動を持ちながら虚無へ至り、それでも足掻き足掻き足掻き続けた先の希望のスキルか…。」
なんとなくだけど、本来これはスキルではない気がする…
「僕の願いや、願望…イメージ…それを具現化、実現させるチカラか…。」
きっとダンジョンマスターのスキルでもこればかりは打ち破れなかったんだろう。
なにが原因かはわからない。
「わからないけど他者…ダンジョンからの魔力で何かを成そうとする者より、自分のチカラだけで何かを成す者が勝ったということだ。」
そんなことが出来るようになった僕はまだ人間なんだろうか…。
結局ダンジョンマスターが何者かは分からずじまいだったけど、あいつの計画は全て阻止できたはず。
うん、ちょっと落ち着いてきた…
満足満足
「もう僕はレベルはカンストしたし、魔石は食べなくていいだろう…なら錬金術でもはじめようかな?
ダンジョンは取り敢えず破壊では無く封鎖してダンジョンコアを持ち出すか。
コアをどうするかは僕1人では決めれ無いし…
あとはいろいろ今後身の振り方を考えないとな。
だいぶ時間もたったし…僕は一体どれくらいダンジョンにいたのかな?」
ダンジョンコアはそのままでダンジョンもそのまま開放状態。誰でも入れることになる。
コアを破壊したらダンジョンは崩落し、
二度と入れない。
コアの一時停止機能では実体が見えなくなり侵入封鎖も出来るがモンスターはリポップし続けている。
最悪地上に溢れでる。
ダンジョンは資源も豊富だから崩落や維持するなどは政府が管理し、勝手に崩落させたら死刑という重罪になる。
それと悠久の時ほどブタオはダンジョンにいた。
「学園は退学どころじゃないな…学園のみんなはもうおじいさんおばあさんか?いや、どうなんだ?
僕は100年はダンジョンにいた気が、するけど…
って取り敢えずは帰還だ!!
やっと帰れる!!」
とダンジョンコアからの転移機能で地上へ僕は出た。
一応地上も、もうイメージ出来るから転移でも可能だったが。
すると…
ダンッ!!!
「キャッ!!」
「ん??ここは…地上か?」
「…」
「あれ?」
なんで?目の前には学生服姿、幼馴染みの皇族の姫が手を広げたままビックリしていた。
僕を受け取めようとしたようにみえるが…
このままではぶつかる!
と、思い僕は一瞬にして隣に華麗に着地してしまったためか幼馴染みは呆けている。
あ、僕は、そういえばダンジョンに巻き込まれる前は…たしか男子寮から飛び降りて…自殺を…
ってことは僕がダンジョンにいた間、ずっと世界は時間が止まってたってこと?!
Sランクダンジョンマスターは時の牢獄って名前だったし…
いや、待て!孫の可能性があるか…?
取り敢えず僕は幼馴染みに似ている人に
「すいません…いま西暦何年の何月何日ですか?」
と訪ねた。
そしてそれにめんどくさそうに答える幼馴染み。
うん!
こりゃあ僕がダンジョン行ってた間、世界は時間止まってたね!
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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