第41話
Aランクダンジョン100階層ボスの間は…
ドラゴンだった。
「よくぞここまでたどり着いた…矮小なる存在よ…」
まさしく威風堂々、生物の中でも最強の生き物てして知られている伝説の存在だった。
「投降しろ、お前に勝ち目は無い…」
僕はここを踏破したら地上に出られるという気持ちから気が大きくなっている。
「ん…?まさか余に申したのか?」
「ああ…」
「クカカカカカカカ!!!!余に投降とは、笑わせてくれる!!笑わせてくれるなあ!!!」
ドラゴンの笑いだけで地響が凄まじい。
大地震だ。
「帰還石を大人しく渡せ。そしたら見逃してやる。」
「図に乗るなよ!!矮小なる存在如きが!
余は竜王!余が守護せし、100階層は未だにダンジョンを踏破した者など誰一人として許したことはないわ!!!」
「交渉決裂か…わかった。来い」
僕は早く地上に帰りたい一心で傲慢になってしまっていた…
「交渉とは同等のチカラを持つ者同士のみが行える事ぞ、これをみてもそんな戯言をほざけるか??」
と、竜王から漆黒のオーラが出てきて、それを纏いはじめる。
その漆黒は鎧と化した。
さながらアーマードラゴン。
漆黒の鎧を纏いし竜王。
「死ね!!ゴアアアアアアアオォォォォォ!!」
と漆黒のブレスが僕を目掛けて放たれた。
「一閃!」
と、僕は炎雷纏身体強化のスキルは一切使わず、いや他のスキルも使わず。
そしてCランクダンジョン40階層ボス、白銀の騎士からもらった刀でブレスを切り裂いた。
「ば、バカな?!なぜだ?!
矮小なチカラしか感じぬ…感じぬはずなのに…
感じぬはずなのになぜだ?お、お前は一体…?」
僕は死ぬほどダンジョンを周回してるからね!
いや周回を極めていると言っても過言では無い!!
「いくよ!!」
と僕はドラゴンの言葉を無視して反撃に出た。
竜王と名乗るドラゴンが驚愕してる間に、僕はAランクダンジョン90階層の侍の英霊を模倣し三段突きを放つ。
頭、喉、みぞおち。
それまでにとどまらず円を描くように。
九段突き…
だが押しきれない…
さすが竜王といったとこか…
火力が不足しているのなら…
僕は摩擦の炎、帯電の雷を刀に纏わせ更にそれを具現化してみせた。
そう…
目の前にいる竜王を僕の炎雷で具現化した。
それを九段突きに纏わせ、
9つの炎雷竜が竜王を喰い破ったのだった。
「ぐかっ!!ぐあっ!ば、バカ、な……っっ…」
「竜王に勝る僕は…
なら炎雷竜神の使い手ってとこでいいよな!
先の技は炎雷竜神、九頭竜突きといったとこか…」
と、竜王を打ち倒し、魔石を食べた。
「漆黒の竜王の因子が宿った気がする…」
何となくだが僕はそう思ったのだった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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