第39話
僕と90階層の英霊の侍との剣技は苛烈を極めていた。
互いの剣閃で衝撃波が出る程に…
お互いに音速を越え幾度となく打ち合う。
「たのしい…楽しいよ!!」
これが剣の果てか?
そう思える程にずっと刀を交えていた。
どれくらいだろう…
もう分からなくなるくらい
交えて
交えて…
時が更にたち…
「次の一撃で幕を引こう…寂しいけどね」
と、僕は侍に言う。
「ありがとう」
「いや、こっちこそ。楽しかった」
なんとこの英霊の侍はしゃべった。
いや、会話が成りたっていた。
「悔しいよ…」
英霊がそう僕にいった。
僕は戦いの中どんどん強くなっていき成長する。
だが英霊の強さは一定。
もう僕の相手にならなくなっていると悟らせてしまったみたいだ…
「ごめん…なんて言っていいか分からない…
分からないけど、君の剣技は僕が引き継ぐよ。だから安心して逝ってくれ。」
「僕の剣技が君の刀に宿る…か。
いいね。なら最期にとっておきの一撃必殺を見せて、僕は逝こう。」
「ああ、来い。名もなき英霊」
「僕は…番…隊、組……長………参る!」
英霊の声はちょっと聞き取り難かった。
もう英霊召喚の魔術の魔力が枯渇しているからだ。
侍は平刺突(左片手一本突き)の構え。
腰を落とし、刀を握った手を引き、もう片方の手は刀の鋒(切っ先)に合わせていた。
僕は相変わらず抜刀術。
お互いに…
ドン!!!と踏み抜いた地面が抉れ、侍は一撃必殺の刺突を僕に放つ。
僕は抜刀で応戦し侍の刀を弾いた。
すると音速を超え、帯電スキルを使ってもいないのに周囲から静電気による落雷が響いた…
ついに素の肉体が雷の速さに近づいていたのかな…
すると侍の刀は流れるような動きで2撃目の横薙ぎを僕に放ってきた!!
一撃必殺といいながら実は2撃目があったのだ。
僕は抜刀術から振り抜いた刀の態勢で身体をコマのように一本足を軸に回転しながら、遠心力を利用しさらなる強力な2撃目を放った。
それは侍を刀ごと両断したのだった。
ブタオ ランキング 10位
レベル52→53
基礎ポイント60→0
体力 380→400
魔力 0
攻撃力 470→485
防御力 470→485
素早さ 467→477
魔術 無し
スキル
格闘技レベル9
集中レベルMAX
炎雷纏身体強化レベル9
投擲 レベル8
危機察知 レベル9
認識阻害 レベル6
完全回復 レベルMAX
帯電 レベル8
剣術 レベルMAX
気配察知 レベル7
覇王気 レベル9
技 炎雷拳
※元ネタ新選組です
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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