第357話
僕は一番隊組長
僕は模擬戦の件を皇族家の方に謝罪し深く頭を下げた。
「御先祖様!僕にも貸しあるんだからね!
プンプン!」
「わ、わかりました。謝罪を受け取ります。頭を上げてください!」
「まあ!ブタオに比べてなんて礼儀正しいんでしょう!」
ん?たしか侍女さんだったか…。
ブタオ様のことだろうか?
ブタオ様は先ほど皇族家の門構えからお出かけなされたし…
けど、今のは侮辱というよりどちらかと言うと気軽な親しみを感じた。
なんとなくだが口調が柔らいし、表情からも嫌悪感が感じられない。
「謝罪を受け取って頂きありがとう。ところをでブタオ様とは親しいのかな?」
「え?ぶ、ブタオ君!?」
「ぶ、ブタオさん!?」
「ブタオ?ブタオはわたしのことを姉と呼び好いているのです…それにいやらしくもあり本当に困っているのです。って、ブタオに様は必要ないですよ。ブタでいいんですよ!あんなヤツ」
やはりか。
ブタオ様は神ではなく人間に扮しているときも慕われているのだな。
こんな美女達に。
当たり前か…。あの御方は人を引きつける。
魅力されていく者がこれからもどんどん増えよう。
どんなに弱者を装うが真の強者に魅入られるのは女の本能か…。
なら僕の子孫にも頑張ってもらわねば!
さすれば、僕は神様の親戚になれちゃうね。
なんて…
なにかを画策すれば魔女様が黙ってはいないだろう…
僕はただ見守るのみ、か…
それにブタオ様がノーネーム様とは絶対に秘密だ。
まずそもそも子孫はその事を知っているのだろうか?
いや、昨晩配下になったばかりでノーネーム様がブタオ様と子孫には名乗ってはいなかったし…。
とりあえず僕からブタオ様の正体を語ることは無い。
「親しいんだね。表情を見たらわかるよ。羨ましい限りだなあ…僕も、はやくブタオ様とは同学年のように親しくなりたいものだよ。
っとはやくロシアに行かないとだよ!!
ではお嬢さん方、僕達はこれにて失礼。」
僕は子孫の腕を掴み足早に立ち去る。
あまりこの話を深堀りしたら、僕はいつかボロが出るやも知れない。
さすがにそれはまずいからね。
僕は交渉のため子孫とロシアへと旅立った。
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