第356話
僕は一番隊組長
皇族家の立派な門構えから少し離れて子孫を待つ僕。
そこからブタオ様とあと一人…おばちゃんの娘(皇族の姫からみて姪)とやらが出てきた。
は、話掛けてもいいのだろうか?
と、いろいろ考えこまねいていたら…
あ…行ってしまわれてた…。
挨拶だけでもしたかったな。
ただ、ブタオ様はおばちゃんの娘を慰めているようにも見えた。
昨日あの娘には御慈悲を与えられたばかりなのに…
さすがにその最中に話掛けに行くのは無粋かな?
特段、僕はご用があるわけでもないし…
ブタオ様なんて僕の気配には気づかれているだろうし、敢えてそのまま行かれたという事はそういうことだろう。
そもそもご用があれば魔女様から念話も来るだろうし…
しばらく気配を消したまま門構えで待ってたら…
「今日はありがとう姫様!」
「わたしこそ。少しモヤモヤが晴れたわ」
「行ってらっしゃいませ。剣聖様」
僕の子孫と、昨日模擬戦をした皇族家の方達が出てきた。
「僕は剣聖ちゃんでいいよ。侍女さんって、あれ?御先祖様がいる」
「昨日言ってた御先祖様?あだ名や親戚の方じゃなくて?って、え?」
「あ、あなたは…」
「おはよう。お嬢さん方。昨日の模擬戦ではお世話になったね…あと謝罪を、」
と僕は皇族家の方に頭を深く下げた。
「親戚じゃないよ、いや遠い親戚であってるのかな?って御先祖様は御先祖様だよ。」
「あ、あの…謝罪とは?」
「な、なにも無礼はされておりませんが…」
「昨日の模擬戦は伯爵家からふっかけられたんじゃないのかな?伯爵家令嬢金髪ドリルのお嬢さんから、皇族家に侮辱されたからチカラを貸してほしい。って、
僕は言われてね…。
無礼を働いたのはどうやらこちら側だったみたいだ…。
本当に申し訳ない…。なにか償わせてくれたら幸いなんだけど…」
「御先祖様、そんなことしてたの?」
「き、気にしないでください。伯爵家には恨まれているみたいですから」
「わたしも伯爵家には無礼を働いてしまったので…わたしのことはお気になさらず」
「ありがとう…。僕は伯爵家を出ることにしたよ。復興は約束してしまったから、それだけにチカラを貸すことにしたんだ。
それとなにか僕に出来ることがあれば言ってほしい…すぐチカラになれるかわからないけど貸し一つと思ってくれていい」
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