第353話
僕は一番隊組長
僕は自身のベッドにもたれ掛かっていた伯爵家令嬢金髪ドリルのお嬢さんを、横に寝かせ布団をかけた。
明けて、昼までには子孫と日本を発ちロシアに行かねば。
それまでにお嬢さんが目をさまして話が出来たら…いいのだが…
僕の身体は全快では無いにせよ、ほぼ治っていた。
ノーネーム様が手加減して下さり、尚且つお嬢さんの治療スキルのおかげだろう。
「ふう…いろいろ疲れたな…。」
と、ついため息が…。
もちろんノーネーム様のお役に立てるのならば粉骨砕身の努力をと思うのだが…
伯爵家お嬢さんに言い聞かせたり、それからロシアと交渉かあ…
苦手な分野だからか溜息が深い。
僕は戦いでしか自分の価値が見いだせない…。
「はあ……」
「ん…ん、ん?い、一番隊組長様?!」
「ああ、起こしちゃったかな?ごめんね。」
「い、一番隊様あぁぁ!!」
と、お嬢さんは僕の溜息で起こしてしまった…
そして抱き着かれる僕。
「心配かけたね…。治療してくれてありがとう…」
僕はお嬢さんの背中をトントンさする。
「よ、良かったです…良かったですわ…良かったですわ!!」
「もう大丈夫…。なんだけど…お嬢さんにはいろいろ話をしたくてね。聞いてくれるかな?」
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい…わたくしから、いなくならないでくださいませ…わたくしが無茶を言ったからこんなことに…
わたくしが悪いんです!!」
お嬢さんの抱きしめる手にチカラにが入る。
僕に重症を負わせた発端を作ったことに気を病んでいたのだろう。
「僕はね…今日模擬戦に降臨なされたノーネーム様の配下にやっとなれたんだ。僕はあの御方に仕えるために、現代に蘇ったんだ…。意味はわかるかな?」
「え?…きょ、今日の模擬戦…ランキング1位と言われてる人の…」
「うん。そう。僕は魔女様により英霊召喚されたモンスターだよ。あの御方の役に立つためだけに現代に蘇ってきたんだ…だけどね…
伯爵家にはいていいって言って頂けてね。
たまに呼びつけて頂けるとは思うんだけど、今の僕にはそれが最高の喜びなんだよ!!」
「い、一番隊組長様がどんな存在でも構いませんわ!!わたくしの元にさえいてくれたら…」
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