第352話
僕は一番隊組長
ノーネーム様の配下となった子孫と一旦別れ僕は伯爵家へと帰路についた。
子孫の豪邸よりかは一回り小さいけど立派な屋敷に忍び足で僕は入る。
いまは深夜だからみんな寝ているであろう…
僕は魔女様の強制転移でノーネーム様の元へと行っていたからな…
あとは…僕も少し日銭を懐へ入れておくべきだった…。先立つものが無ければこれからはノーネーム様の配下として恥をかく…
それだけは決して許されない。
まあ優先順位はノーネーム様、それから魔女様。
そして伯爵家の復興だな。
ただし魔女様からお叱りがあったように、お嬢さんはノーネーム様を侮辱しているらしい…
そういうバカなことをしないよう僕が言い聞かせねば…
でなければ…伯爵家一族郎党滅んでもらう事になる…
せっかくノーネーム様より御慈悲を頂けたわけだし、ノーネーム様も積極的に伯爵家に滅んでほしいわけではあるまい。
僕がしっかりせねば…
と、戸をゆっくりあけ自身の部屋にはいる。
すると…
泣き腫らしていたのか…
目を赤く腫らした伯爵家令嬢、金髪ドリルのお嬢さんが僕のベッドにもたれ掛かっていた。
心配かけたな…。
今日はノーネーム様の衝撃波を模擬戦でくらい僕は重症だったのだろう…
身体にはたくさん包帯が巻かれていた。
きっと治療スキルで頑張って僕を治療、そして介抱してくれたのだろうな…。
お嬢さんは本当に優しい。
お嬢さんは両親を愛しているし、両親からも愛されている…
何処かで何かが歪んでしまったのだろうか…
いや、人なんて価値観はそれぞれだ。
新選組のみんなが今の僕を見たら僕が歪んでいるように見えるだろう。
だから…僕の価値観をお嬢さん、ひいては伯爵家に押し付けるしかあるまい。
理解されなくていい。これが間違った行いや、悪の道でもいい。
僕は僕の…剣の道を行くために全てを投げ売り、犠牲にする覚悟だ!!!
復興するなんて言っておいて矛盾しているけど…
これでいいんだ。これで…
僕はお嬢さんと話をするべく夜明けを待った。
それから子孫の母国、ロシアという国に行かねばな…
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




