第349話
僕は一番隊組長
今から子孫をノーネーム様の配下へとして頂くべく魔女様から転移してもらうと告げた。
「そ、魔女様のマスターがノーネーム様。
どちらにも様をつけようね。不敬だから!」
僕は何度目かの注意をする。
と、なにやら驚く子孫。
「わ、わかってるって!いまのは驚いたから咄嗟に出ただけだって。
あとさ、転移ってさ、伝説の魔術じゃないっけ?」
「僕は魔術苦手だからよくわからないけど、魔女様曰く魔力痕跡を辿れる人物の元になら、大丈夫みたいだよ。僕の場合は強制転移で呼ばれることもあるくらいだし…」
「す、すごぉ!!伝説の無属性魔法の転移かあ…
魔女様もすごいんだね。普通は魔導具を使ってダンジョン内しか転移出来ないんだよ!!」
たしかダンジョン内転移は、ダンジョンの一度行ったことがある階層を転移出来る石。魔導具だ。
逆にダンジョンから地上に帰るには帰還石が必要になるという常識。
まあ、そもそもダンジョンをお創りになられそういう設定にした魔女様の凄さは僕らでははかれない。天上の御方。
「さ、じゃあ行こうか!魔女様!マスターのノーネーム様の元まで転移出来ますでしょうか?
配下になりたいと言う者を御目通りお願い致します。」
と僕は平伏した。
子孫も慌てて膝を折る。
「わかりました。一番隊組長、身体の一部に触れるよう言って下さい。」
と、魔女様から念話が届き子孫には僕の肩に触れてもらった。
その後地面が光り魔法陣が浮かびあがる。
僕達は強制転移して頂いた。
すると…
目の前には漆黒のフルプレートを纏いし、ノーネーム様が佇んでおられた。
「一番隊組長、御前に参上つかまつりました。
ノーネーム様の配下になりたき者をお連れした次第でございまする。御目通りのご許可を」
と僕が平伏してたら…
「やっほ〜!!ノーネーム!!ひっさしぶり〜!!」
緊張感の無い声色でノーネーム様に声をかける僕の子孫…
ぶ、無礼にもほどがある…
こ、これは…たたっ斬ったほうが良いのか?
なんて考えていたら…
「うおっ!?っと久しいな。ん?なぜここに来た?」
とノーネーム様に抱き着いて、片腕で抱えられた子孫。
「僕の御先祖様がノーネームの配下にならないかって誘ってきてさ。なっちゃたよ!だからよろしくね!」
そ、そうだ…
ノーネーム様は女、子供には寛容なとこがあられる…
僕の子孫は女で子供だ…。
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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