第345話
僕は一番隊組長
僕と魔女様はノーネーム様が、神とわかり万歳三唱しながら感無量に浸っていたら…
「はっ?何言ってんのあんたら?神とか?ふつーに頭わいてんじゃね?バカじゃないの?」
このおばちゃんの娘とやら…
さすがにノーネーム様の配下としてもう見過ごせぬ。
殺してよいだろうか?
と、僕はノーネーム様からご許可を頂きたかったのだが、すかさずノーネーム様はこの小娘に問詰なされたから、お話を遮らないように仕方なく大人しくしておく…。
小娘は観念したのかおばちゃんとは違い自ら死を、天誅を受け入れた様子。
すかさず
「マスター!!わたしがやりましょうか?」
「ま、魔女様!僕がやりますよ!御手を煩わせるわけには!」
配下として働きたい一心ですぐに声を上げた魔女様と僕。
けど
「いや、よい。我が殺ろう。
最後に言い残すことはあるか?」
とノーネーム様は小娘の首に白刀を向けられた。
そして白刀を振りかぶり
……
…
ガッ!!!
「マスター…よろしかったので?」
「ノーネーム様…」
「ああ。これでよい。これで…不服か?」
「い、いえ!!マスターの言が全てです!!不服などあるわけありません!」
「め、滅相も御座いません。ノーネーム様!」
ノーネーム様は小娘を討ち取らなかった…。
御慈悲なのだろうか…。
女、子供は無意味に殺生をされないのかな?
僕にはどういう理由かはわからなかった…
だが…ノーネーム様の言、行いが全て。
正しい正しくないなどではない。
矮小な僕には一生はかれない存在。
だからノーネーム様がなぜこのような行いを?と理由が僕にわからないのは当たり前の事なのだ。
ノーネーム様は神そのものなのだ!
疑問に思うことこそが不敬なのだ。
「さて帰るとするか…ちなみに一番隊組長よ。
我がブタオという事は秘密にせよ。ブタオで接するときもあろう、その時は普通に同学年みたいに接っせよ。
不可視の手もご苦労だった。不可視化せよ。」
「と、とんでもございません。わかりました!マスター!」
と可視化されていた魔女様の御手が、透明になる。
「委細承知致しました。ノーネーム様。
御前失礼する前に一つよろしいでしょうか?」
ブタオ様には普通に接する…ね。仮初めの御姿で人間の様子でも見ておられるのかな?
不敬かもだけど…ご命令なら仕方ない。
普通に…普通に接する努力をしなければ…
「構わん。どうした?」
「ノーネーム様の配下にしたい者がおりたく、今度御目通りは可能でしょうか?まだその者には聞いていない故、今から聞いてきます!魔女様転移は可能でしょうか?」
僕は見知った人物を1人ノーネーム様の配下へと懇願した。
きっとノーネーム様のお役に立てるはず!!
僕の残りの生涯は、如何にノーネーム様のお役に立てるかのみだ!!
もう今の僕にはそれしか頭に無い!!
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




