第343話
僕は一番隊組長
ノーネーム様は今、賊と思われるおばちゃんとやらの母子を問詰なさっておられる。
僕には話が理解出来ないが賊のお家騒動かな?
そしてそれがノーネーム様の不興を買ったみたいだ…
おばちゃんとやらは必死に自分の正当性をノーネーム様に訴えていたみたいだけど…
「いや、我は殺さないというルールもきちんと守ろうとも。我はな!それに今まで強盗してきて、他者から奪い続けてきたのであろう!次は自分の番というだけだ!盗られるのは物ではなくお前の命だがな。…一番隊組長!初仕事だ。思ったより早かったな。」
「はっ!お任せください!!ノーネーム様!」
と僕は即座にノーネーム様の元へ行き、ひざまずく。
ノーネーム様より審判が下された。
この御方の言はもう神でも止められまい。
いるかは定かではないが…
「お、おゆ、お許しを…」
さっきまでの威勢が良かったおばちゃんとやらが命乞いをし始めた。見苦しいな…
むしろ感謝しながら討たれるべきであろう!!
不敬な奴だな!
「お、お願い!オカンを殺さないで!お願い!」
とおばちゃんの娘?らしき奴も懇願か…
情けない。
母子共に死ぬ覚悟すら持ち合わせていないとは…。
今まで相当温い環境で生きてきたのかな?
平和の世も考えものだね…
僕はこんな奴らを未来に生かすために命を賭け幕末を戦ってきたわけではないんだけどな…
他の英霊達も、これではうかばれないな…
そしてノーネーム様がせっかくの御慈悲で言い残すことはあるかと聞いて下さっているのにおばちゃんとやらは1人逃げ出す始末…
僕は怒りを通りこし呆れたね。
「殺れ!一番隊組長。」
「御意。」
その瞬間僕はなんとも言えない高揚感に包まれた…
御命令を頂けた喜びだ!!
こ、こんな感情はじめてだ…。
この御方に仕えれると僕の脳から大量のアドレナリンが分泌され細胞の全てが歓喜に震えているようだ。
僕の心臓の変わりに動いている魔石がドクン!と脈打ち、スキル縮地でおばちゃんの元へ瞬時に行き刀の菊一文字則宗で首を撥ねた。
い、今までで一番の速度が出せた気がする…
(気の所為)
撥ねた瞬間、血しぶきがあがらないよう秘剣焔で焼いた。
ノーネーム様に万が一でも返り血を浴びせたら、あまりの不敬さに耐えれず僕は自刃するだろう。
とりあえずおばちゃんの首はそのままにし、ノーネーム様は次におばちゃんの娘を問詰なさっている。
そして
「フハハハハハハッッ!!!我をなんだと思っている?正義の味方か?笑わせるなよ!小娘が!!!!」
とノーネーム様は仰られた。
そう。ノーネーム様は正義や悪などでは、はかれない。
ノーネーム様こそがこの世の理だ!!
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




