第342話
僕は一番隊組長
僕は魔女様とマスターのノーネーム様より叱責して頂いた。
僕はその意図を理解し声を振り絞った。
「ぼ、ぼ、僕も…マスターの末席に加えて頂きたく…。僕は剣の道をと、剣の頂きを目指す者であります!僕の全てをマスターと魔女様に捧げたく存じます…」
僕は正直に自分の心を伝えた。
あまりの図々しさから例え僕がどんな結末を辿ろうとも…
ノーネーム様にきちんとこれが僕の偽りならざる本心と伝えたかった…
「相分かった…だが次、伯爵家みたいなバカを出せばお前が責任を持って一族郎党殺せ!!
まあ…女、子供は殺さず、覇気で恐怖を植え付けよ
!!そうならぬよう管理を命ずる!一番隊組長よ!」
え?
ま、まさか、ノーネーム様より配下にして頂ける御許可を直々に頂けるとは…
僥倖!なんたる僥倖!
い、いや、…
ノーネーム様は多分最初からこうなるようにもってきて下さったんだろう。
魔女様も納得するような形で。
僕の失態をうまくフォローして、僕の意を汲んで下さったんだ!!
すごい…凄すぎる…
この御方が魔女様のマスター…
魔女様の創りしダンジョンを唯一踏破した御方…。
と、僕は歓喜に震えていた。
けど…
マスターとは一体何者なんだろう…
人?いや人間に竜神は扱えまい…。
いや、そもそもマスターを探るのは不敬だな。
「マスターの寛大な御慈悲に感謝しなさい!」
と魔女様より念話が届く。
魔女様も僕の不出来をマスターからの言で許して下さったみたいだ。
「は、ははー。感謝を!感謝申し上げます。
マスター並びに魔女様!!次からは一族郎党皆殺し承りました!!」
と、こうして頂けた現状の御慈悲に感謝し僕は土下座の態勢から頭を地面にめり込ませた。
僕はこの御方に仕えるために英霊召喚して頂き現代に蘇ったのだと今確信した。
たとえこれからどのような悪の道になろうとも構わない…
僕が変わりに手となり足とならねば…
それが僕のこれからの人生…いや剣生だ!!!
「う、うむ…ま、まあよい。お前には働いてもらうことがあれば呼びつけよう。それまでは伯爵家にいるなり好きにしろ。
と、最後にこっちを片付けるか…」
と、ノーネーム様からお墨付きを頂けた。
それからノーネーム様はなにやら賊?になにかご用がお有りの様子。
1人は剣術の頂きを拝謁出来、見せしめのように跡形も無く殺された男の賊。(おばちゃんの息子)
それから今いる母子(食堂のおばちゃんと娘)も賊だったみたいで、ノーネーム様が覇気を使い問詰なさっている。
これから断罪なさられるみたいだ。
この世はノーネーム様の不興を買うことは万死に値する。
そういう世界なのだと僕は世界の真理を今日知った。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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