第334話
僕は一番隊組長
今から伯爵令嬢金髪ドリルのお嬢さんを侮辱したと思われる皇族家との模擬戦が開始される。
「こちらこそよろしくお願いします」
「よろしくお願い致します」
と、お互いに頭を下げ合う。
金髪ドリルのお嬢さんを除き。
お嬢さんは扇子で口元を隠し高笑い中…
そしてギルドマスターなる審判がルールを説明し、それを僕達は了承した。
「頑張って下さいませ…」
と僕はお嬢さんから頬にキスをされた。
ちょっと照れくさいな…。公衆の面前なのに。
「あはは、頑張るよ。今回は一筋縄じゃいかなそうだしね…」
と僕は頬をかき、腰を落とし木刀を構える。
侍女のお嬢さんが前衛で、姫君様が中衛か…。
「はじめ!!!」
僕はまず中衛の姫君様を刺突で狙う。
先に後衛を倒すのはセオリーだからだ。
だが、侍女のお嬢さんが
「亀影盾!!!」
亀の甲羅の様な盾を出し割って入られ、刺突の軌道を逸らされた。
「「なっ?!」」
僕と姫君様はビックリした。
クッ!対策されていたか…。
前回とはまるで動きが違う。
迷いがなく、動きは見違えるようだった…
さらに、すかさず距離を詰めてきて間合いを潰された。
「姫様!!今です!!」
「氷柱!!」
ザクザクザクザク!!!
僕の背中に氷柱がささる…
「やるね…前回と見違えるほどの動きだよ…先に前衛を突破しないといけないなんてね…ここまで計算されているとは君を見誤ったよ」
だがそれだけでは僕には勝てない。
確かにさっきのは驚かされたけどね。
僕はワザと侍女のお嬢さんと距離を取ろうとする。
やはり距離を詰めてくるか。
まだ位置が悪い…
僕は微調整するため刺突を放つ。
案の定、侍女のお嬢さんは亀影盾で横に刺突をそらす。
その隙に僕は侍女のお嬢さんと、魔力を溜めているであろう姫君様を一直線上になるよう位置を調整した。
よし!準備は整った。
「確かに厄介な盾だね、刺突も斬撃もいなされるか…ならこうするよ!!」
僕は木刀を地面に当てガリガリガリガリと摩擦熱から火を宿す木刀とし振り上げた。
もちろん手加減はしている。これは殺し合いではなく模擬戦だからね。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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