第330話
ノーネームの俺は食堂のおばちゃんの娘になぜこのような盗賊紛いなことをしているか聞いている。
幼馴染の皇族の姫からみたら姪にあたるギャル。
とりあえずおばちゃんの指示以外で動いたことはないらしい。
たしかにギャル姪はブタオの俺には逃げれないよう脚の健をナイフで刺してただけだからな。
まあ俺の防御力を突破は出来なかったみたいだが…
いや、まあ刺しただけでも重罪だが…
その前に
「お前は何故盗賊紛いなことをする?
それが悪いことと分かってやっているのか?」
食堂のおばちゃんは娘、息子を自分が貴族になるための道具と言っていたからだ。
最後はあっさり見捨て1人で逃げ出してたし。
「え?いや、だってオカンがこうしないといけないって幼稚園のときから言われてて…
デブちんみたいに差別されるよってずっとずっと言われたから…。とくに悪いと思ってないし…
差別は小さいときにも今の探索者部隊でも、皇族家でもされてたから。そんなの嫌だったし…
だからやってた…」
「善悪の区別があまりついてなさそうだな…
まあ我もあまり人の事は言える立場ではないが…
して、なぜ小さいときもイジメられていたのだ?お前は決してふくよかではあるまい?」
デブはほぼ100%イジメられるが、普通の平民なら低確率じゃね?
陰キャとかならまだしも…ギャル姪がイジメに合うイメージがわかない。
「原因はオトンだよ…姫っちからみてのお兄さん…。
それがデブちんだからだよ…。だからオカンがこれからイジメられないようにって殺したって言ってた!」
なるほど…食堂のおばちゃんもおばちゃんなりに双子を愛していたのか?
財産相続目当てとは言っていたが、子供を守るためでもあったのか?
一番隊組長に殺させたから今ではもうわからないが…。
「そうか…お前はまだ生きたいか?」
「う、うん。多分…ま、まぁ…。けど…
やっぱり家族がみんな死んだから今から1人ぼっちなわけだし…やっぱり死んでもいいかな…」
と投げやりになるギャル姪
「マスター!!わたしがやりましょうか?」
「ま、魔女様!僕がやりますよ!御手を煩わせるわけには!」
と不可視の手と一番隊組長がしゃしゃり出てきた。
「いや、よい。我が殺ろう。
最後に言い残すことはあるか?」
と俺はギャル姪の首に白刀を向けた。
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




