第33話
僕はついにBランクダンジョン70階層ボスの間までこれた。
「長かった…長かった…さすがに地上に帰りたい。さみしい…さすがに…はやく踏破したい…」
実際50年独り言しかなく、軽く鬱になっていたブタオ。
「けど、ここさえクリアしたら僕はトップ探索者…一握りしかなれない憧れられる探索者の仲間入りか…
なら最初からフルパワーでボスを瞬殺してやる…」
ブタオは孤独からか地上へ帰りたい渇望のため殺意に満ち満ちていた
ちなみにブタオは50年間休みなくフルで探索者をしていた。いまは完全回復のスキルで不老。なぜか
寿命を感じさせなかった。だからいつでもベストパフォーマンスを発揮できる状態で50年の月日を用してここまできた。
一般探索者は10〜50代くらいまでの現役が一般的で、なお毎日ダンジョンへ行くわけではない。
どれだけ努力してもBランクまでが限界と言われている。
Aランクはだいたい基礎値の高い貴族。その中でも才能があり研鑽を積んだ者でしか成れないと言われているランクだった。
もちろんスキルの熟練度もそうだった。
ベテランBランク探索者のスキルレベルはだいたい4.5あたり。
トップのAランク探索者は6.7あたり。
現在確認されているスキルレベルは8が最高と世界の認識になっていた。
ダンジョンは基本パーティーで入るため経験値もスキル熟練度も割る人数で分散されてしまうのだ。
「ここは…古いお城か…古城か…」
かなりボロボロだったが禍々しさがある。
「来たか…愚かなる者よ…」
「しゃ、しゃべった?」
「我はエルダーリッチ、死霊の王なり」
骸骨の風貌に王冠をかぶっている…
禍々しい死霊の王か。
手には豪華な装飾がしてある杖。
なるほど…ここからはきちんとした知性があるモンスターってなわけね。さすがベテランからトップ探索者になる壁は厚そうだ…
厚そうだが…
そんなことより
「ぼ、僕はブタオ!
よ、良かったら自己紹介しない?
ずっとここで待ってたの?
何してたの?」
「我はこの階層の守護者なり」
「た、たたかう前にちょっと話をしようよ!
僕ずっと1人でダンジョンを彷徨ってて寂しかったんだ!君は??」
僕はあまりに久しく会話してなくてエルダーリッチと会話出来てすごく嬉しかったのだった。
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