第324話
俺はノーネームになり、一番隊組長にこれからどうするかを問うた。
元々はスキル魔女因子、不可視の手の部下だからな…。
俺がなにかを強制するつもりは元より無い。
「ぼ、僕は…魔女様からマスターに仕える試験に落ち…伯爵家にお世話になりながら修行しておりました…願わくば、マスターにお仕えすることを許して頂きたく」
土下座をしている一番隊組長
「ちなみにわたしが誅しろと言ったのは、伯爵家の小娘です!!!わたしのマスターを愚弄したのはその伯爵家です!!!」
不可視の手がプリプリ怒っている。
魔女因子のスキルレベルがまだ低いからか、不可視の手がなんて言っているか俺には、はっきりはわからないが、なんとなくならわかる。
一番隊組長と不可視の手は英霊召喚のスキルで、パスが繋がっているからかお互いきちんと会話が成り立っている、そして不可視の手が一番隊組長を今叱りつけているみたいだ。
うん…不可視の手めちゃくちゃ怒ってる…
「そ、そうでしたか…。ま、まさかマスターを愚弄したのがお嬢さんだとは…。僕もマスターことノーネーム様に敵対行動をとり、共々なんとお詫びしてよいやら…僕の命で事足りれば幸いでございまする…何卒…何卒…」
と、尋常ではない汗が床に落ち出す一番隊組長。
まあ伯爵家お抱え探索者だから、なんかしら恩やもう契約しちゃってたか?
俺を愚弄したから不可視の手に伯爵令嬢を殺せとでも言われたか?
「お前如きの命なぞいらん!我は魔女因子と共に歩む者也。お前にその覚悟がなくば何処となり好きに消え失せよ!!!」
まあ不可視の手の手前ちょっと強めに俺も怒るか…そして不可視の手を宥めるか…
不可視の手は俺を第一に思ってくれている。
俺を思って部下を召喚したけど今回は誤解からか部下が空回りか…。
別に一番隊組長はいらないし、好きに生きたらいいさ。
ただそれだけだと不可視の手の怒りは収まらないだろうからね…だからほんのほんの少しスキル覇王気を使い、ちょっと強めに俺も怒っといた。
それに伯爵家は一番隊組長がいたから皇族家にケンカふっかけてきたわけだし…。
殺したいとまでは思わないがお灸は据えたい。
と、俺は不可視の手を優しく撫でる。
「マスター…ありがとうございます。
けどわたしはマスター御心のままに…。
マスターの言こそが全てです。」
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