第321話
俺は自室で爆睡していた…
ガチャッと真夜中ドアが開く。
「ブタっち?起きてる?寝てるよね?」
「グーグーZzzz」
それは食堂のおばちゃんの娘。
幼馴染の皇族の姫からみたら姪にあたる一つ下のギャルだった。
………
……
エッサホイサエッサホイサ…
(ブタオを運んでいる)
ガチャッ。
…ガキン!!!
「え?う、ウソ?!刃のほうが折れた…う、ウケる…」
「なにやってんだい!はやくおし!」
「こいつの防御力どうなってるんだ?他に防御系の魔導具か?クソ雑魚のクセに生意気な!!」
…
「あ〜そんなんじゃあ俺は殺れないよ。おばちゃん達!!」
不可視の手には何もしなくていいと最初から言ってある。
まさかこんな面白いイベントが起きようとは(笑)
「「「?!!」」」
おばちゃんと、その娘、息子がビックリした。
幼馴染からみたら姪と甥。
俺はどこか皇居外の人気が無い密室に運ばれて来たらしい…
逃げられないよう椅子に縄で括りつけられたり、先ほどは足の健をナイフで切られた。
まあ俺は当たり前のように無傷で、ナイフのほうが折れてる。
「お、オカン!今日のカレーに強力な睡眠薬いれてないの?」
「い、いれたさね!!3日3晩は夢の中なはずさね…」
「チッ!まあいい!物理防御耐性、状態異常耐性の魔導具もついでに頂こうぜ!!うひょー大収穫じゃん!!なんでこんな奴が高級魔導具持っているのか謎すぎん?」
「あ〜、あのカレー変な味付けだとは思ったよ…
不味くはないからあれが普通かと思ってたが…。
ちなみに俺には睡眠薬は効かない。完全無効のスキルがあるからね。しかもレベルMAXのその先でMAX極ね。
だから残念だけど俺は魔導具とか何一つ持っていない。
爆睡してたのはただの俺の趣味だから!ドアを開けられる前からお前らの気配には気づいていたよ。ただ脅威ではないから寝てただけで(笑)」
「ウケるwww雑魚なりの精一杯のハッタリとかwww」
「ウソおっしゃい!はやく魔導具をお出し!!いまなら命は助けてやるさね!」
「このクソ雑魚があ!ハッタリか?!もういい!先に殺してから魔導具は奪おう!」
と甥が俺に魔術を展開してきた。
物理がダメだから魔術に切り替えたか…
「こい!!白刀!!」
と俺は久しぶりに刀を使う。
Cランクダンジョン40階層ボス白銀の騎士からもらった刀だ。
姫様と侍女対一番隊組長の模擬戦を観たからか急に刀が使いたくなった俺。
今の俺はボロ椅子に括りつけられているみたい…
腕力でブチブチブチっと引き千切ってっと…。
甥の魔術を仕方なく待つ…。
まあどうせ大したことないんだろうが…。
「くらえ!!スネークウォーター!」
と甥の掌から小さいヘビ型の水が出てきた。
なんだそのへなちょこ魔術は…
と、小さいヘビが俺を襲う。
「シャー!!」
俺は…
腰を落とし突きの構えをする。
「一番隊組長にこれを見せてやりたいな…これがスキル剣術のレベルMAXのその先…レベルMAXを極めた技だ!ゆくぞ!!」
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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