第319話
俺は食堂のおばちゃんといろいろ話をしていた。
前の俺なら癇癪を起こし暴力一択で反肥満運動をしている貴族を皆殺しだが…、最近はいろいろ相手の立場も考えれるようになった。
反肥満運動をしている貴族を殺すだけじゃ、この差別は永久に終わらないしな…
根はもっともっと深い…。
それに反肥満運動の貴族は生活保護費の税金の見直しや犯罪率を下げるためのものかも知れない。
肥満の犯罪率は格段に高く、生活保護受給率も同じく9割以上だとか…
手っ取り早くするのが、生活保護を打ち切り徹底的に肥満を排除すれば国力も上がるだろう。
一番簡単なシンプルな解決方法だ…。
俺はランキング1位という格別した個のチカラを有するが…
これはとても簡単に解決出来るようなことでは無さそうだ…。
出来たらおばちゃんのチカラになってあげたかったが…
と、
何となくだが、おばちゃんにいろいろ考えてるのを見抜かれ子供が心配するようなことじゃないと言われる。
それに怨むならこういう風になってしまったこの世界をと言ってた…。
やはり相手側の貴族にもそれなりの信念や正義があったのだろうか…。
……
…
「あ!!ブタっち!今日訓練いなかったじゃん!」
と隊宿舎の大食堂に声が響く。
食堂のおばちゃんの娘だ。
幼馴染の皇族の姫からしたら姪にあたる1つ下のギャル。
「やあ。今日は侍女さんと姫様の試合観戦に連れて行かれてたんだよ。」
「おかえり。」
「ただいまオカン!えー行きたかった…で、どうだったん?」
「う〜ん…劣勢だったけど、ランキング1位のノーネームだっけ?いきなり乱入してきて試合シッチャカメッチャカになった。」
「あらまあ…」
「え〜なにそれ!ウケるwww」
ウケていいんかい(笑)
一応皇族家存続の危機じゃなかったの?
侍女がそう言ってたからてっきり…
「まあ、無効試合になるんじゃない?知らんけど…
って、あ!お弁当ご馳走様でした。とてもおいしかったです。」
と異空間のアイテムボックスから弁当箱を出す。
「お粗末さま…ってあんた…いまどこから弁当箱出したさね?」
「ブタっち??え?なにもない空間から??」
と、2人がビックリする。
あ、ヤベ!!!ついうっかり!!
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