第318話
俺は食堂のおばちゃんから皇族家の秘密を聞かされ、それが日本政府より箝口令がしかれていると知る…
それなら知りたくなかったわwww
と一瞬思ったが貴重な話だったから良しとするか…
食堂のおばちゃんの旦那、幼馴染の皇族の姫からみて兄様は俺と一緒で肥満。
この肥満不遇の世界でいろいろ大変だったんだろうなあ、と想像は難くない。
俺も幼少の頃からなんの罪も犯していないのにも関わらず生きていくだけで過酷。
だから世界を怨んですらいた…
肥満は産まれながらに罪を背負わされる。
そんな世界だ…
けど…おばちゃんの旦那はそれでも腐らず、前向きな優しい人だったらしい。
俺と似てるのはブ男だったってとこだけらしい(笑)
そんなおばちゃんは旦那の素晴らしい人柄に惹かれたんだろうな…。
「あんたも…きっと前向きで優しいさね…いい目をしてる。」
「い、いえ…俺は…」
優しさってなんだろうか…。
むしろ俺は人類に叛逆したいとさえ思ってたくらいなんだが…。
もちろんその中に大切な人もいる。
だからその人達に危害が来ないようにくらいには願っているし助けたりもするが…
おばちゃんは反肥満運動をしてる貴族や、旦那を殺害した奴が憎くないのだろうか…
それとも時間が解決したのだろうか…
さすがにこれをズカズカ聞いたりは出来ないな…
もし俺がおばちゃんの立場なら…
間違いなく皆殺しだ!!!!
と、感情的になったが…
反肥満運動をしている貴族は何を思ってそれをしているのかが気になった…。
ただ単に肥満が気に食わないや、死んだ子爵嫡男みたいな選民思想ならやっぱり鏖殺だが…
基本的に肥満は幼少の頃から不当な差別、親に捨てられたりして人格が歪みやすい。
そして社会に出れないままずっと生活保護。
その生活保護にすら不満を抱き、犯罪率はかなり高い。
仮に犯罪をしなくても穀潰しなのは間違いし…。
おばちゃんの旦那が殺されたのを肯定するわけではないが…
反肥満運動をしている貴族も一概に全否定はし難いのか…
俺にはわからない…。
「あんた…難しい顔してるさね…。子供が考えることじゃないよ。」
とおばちゃんに言われた。
「は、はい…」
「怨んでないから安心おし、怨むべきは人じゃないさね…敢えていうなら…こういう風になってしまったこの世界さね…」
と、俺はおばちゃんに諭されたのだった。
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




