第316話
俺は皇族家探索者部隊の隊宿舎、食堂のおばちゃんの義妹が幼馴染の皇族の姫と聞かされた。
おばちゃんの旦那が幼馴染の兄様にあたり、もう亡くなっていると…。
「は、はじめて知りました…」
「そうさね…旦那は…産まれながら肥満さね…。そう魔力が無い障害児だったさね…。当主になる継承権も無く産まれてすぐ皇族家から縁を切られ、児童養護施設に出され…。
まあそのおかげで平民のわたしと出会い結婚出来たさね!」
と明るく笑うおばちゃん
確かに…
貴族は貴族と結婚しないといけないのが暗黙のルール。
より良い血統を紡ぎ家を守らないといけないから皇族家から縁を切られてなかったらおばちゃんは皇族家と結婚出来きていなかっただろう…。
けど…あの当主様が肥満ってだけで我が子を捨てるイメージが俺にはわかない…。
そんな納得していない顔を俺がしたからか
「あ、当主様は悪くないさね…だいぶ揉めに揉めたらしいさね…
けど分家や、日本政府からも圧力をかけられて…
これが公になれば外国からも攻められる恐れがあると最初は旦那を赤子のうちに殺害するよう言われたみたいさね…
拒否すれば暗殺されることも危惧しないといけないさね…
奥方様も大層ショックを受けられ…なかなかその後跡継ぎを身籠らなかったさね…」
なれほど…それほどこの世は肥満に不遇だからな…
確かに皇族家次期当主が魔力の無い肥満ってなれば国が傾く恐れがあり一概にどちらかが悪、間違っている、などは無いってことになるのか…
当主様の一存で全てが決まるわけではない…か…。
推定だが、幼馴染と兄様は歳かなり離れてたんだな…17.8歳差くらいか?
姪や甥と歳が一つしか変わらないから。
「そのあと赤子の旦那は離島に…島流しさね。養護施設で育ち、けど当主様はずっと陰から支援して下さったさね。肥満な旦那だったけど…優しく暖かい人だったさね。大食いであんたみたいにいいブ男だったさね…」
「それただの悪口ですよね?(笑)」
おばちゃんの娘、幼馴染の姪にも学園で言われたわw
「アハハ。わたしが結婚した旦那だからそれは褒め言葉さね!それから児童養護施設で働いていたわたしと知り合い結婚し双子を授かり…姫さんからみて姪と甥が産まれて幸せだったさね…」
なるほど…おばちゃんは姉さん女房だったんか。
けど旦那は亡くなったんだよな…
モンスターかな?
「それから…旦那は…、反肥満運動をする貴族に殺されたさね…」
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