第313話
ノーネームの俺は幼馴染の皇族の姫に近づいた。
「…今のお前は殺すに値しないな…。その恐怖を克服したら、また相見えようぞ…氷姫よ。
前回は怒り故、我に攻撃出来たが…今回は冷静になり恐怖を知ったか…。
怒りだけでも冷静さだけでも我は討てんよ。」
まあ殺すつもりは元々無いけどね。
ノーネームの俺は侍女を助けにきたり皇族家を落とし入れる模擬戦を有耶無耶にしたから、皇族家の味方ではないというカモフラージュだ。
あまりノーネームでの俺が皇族家に肩入れしすぎたら、そのやっかみや皺寄せが幼馴染にいくだろう…
そうならないようにノーネームの俺はみんなの敵!
って共通の認識されとくようにしとくか!
「あーコホン!!!
聞け!!!ここにいる者達よ!!
我は絶望を知る者、そして魔女の因子を宿す者。
ノーネーム!!!
我は我を討てる者を探す者なり。
それは個人でも!いや、部隊や貴族家!いや、国でも世界とでも相手になってやろう!!
こんなくだらん派閥だの貴族の権力争いだので争うお前らが滑稽で乱入した次第!!!
我は人類を滅ぼすチカラを持ってるやも知れんぞ!!!
我を止めたくば、国や世界総出でかかってくるがよい!!でなくば…炎雷竜神拳!!!」
あとはこんなくだらない模擬戦するくらいなら、憎しみは俺に全て向けたらいい。
その全てを受け入れよう。
本当に人類って足の引っ張り合いすきだよね…
俺は自身が人類の脅威と知らしめるため、炎雷竜神拳をつかい、竜神を顕現させた。
俺の拳より、
黒い炎がメラメラメラメラと燃え…
黒い雷もバチバチバチバチっと鳴り響き…
それを纏う竜を天空より降臨させた。
それに呼応するように空から落雷が響きわたる。
ピカッ!!!
ゴロゴロゴロゴロ!!!
そして空中で暴れ狂う漆黒の炎と、漆黒の雷を纏う竜…
漆黒の炎雷竜神…
天高く降臨している漆黒の炎雷竜神にただただ呆然と立ち尽くす者、気を失う者、ひれ伏す者…。
好戦的な人は誰一人としていない…。
情けないな。
本当に情けない。
こんなくだらない模擬戦は積極的にやるし、観客を動員し、観客席から高みの見物人までいるとはな…。
なのに炎雷竜神になす術無しか…。
抗うことすらままならんとは…。
心が弱すぎる…。
まあ昔のイジメられていた時の俺もそうだったが…。
それなのに、人間はイジメ、貴族の権力争い、国の戦争と…
本当にくだらないことばかりするな。
その無駄、無意味に俺は呆れ果てた…。
だから俺は新しく人類に目標を与えた。
「フハハハハハハ!!!!
我に抗えれるものなら抗ってみよ!!地球の全人類よ!
それに朗報だ!別の星、銀河、異世界にも知的生命体、魔力は存在する!!
お前達だけではないと知れ!!!
いつか相見えるだろう!そのとき星大戦、銀河大戦、異世界大戦と終らぬ戦いをするのか?
これからも負の戦争として歴史を繰り返していくのか?今回みたいにまだ貴族同士や国同士で醜く争い哀れに踊っておくのか見ものだな。
アーハッハッハッハッハッ!!」
まあ俺からしたら他の星や、銀河、異世界とかあるかは知らない。
知らないけどダンジョンマスター、時の牢獄はあるって言ってたからあるんやない?
そしたらまたお前らは星や銀河、異世界と戦争しそうだな…知らんけど。
ちなみにそうなっても俺は手を貸さないからね!
助けたい人だけを助け高みの見物するわwww
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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