第310話
ノーネームこと漆黒騎士になった俺はギルドの訓練場に乱入。
幼馴染の皇族の姫からも殺意がこもる目で睨まれているがなにもしてくる気配はないか…
ノーネームの俺は父親の当主を殺したことにしているからな。
幼馴染には復讐という絶望を与え足掻いてもらっている…
「魔女様の因子を宿す?君かあ…君が魔女様を騙りマスターを愚弄した人物かな?君には誅を下すよう魔女様から前に命を受けていたんだよ。会えて嬉しいよ!!
来い!!菊一文字則宗!!」
凄まじい殺気、殺意のオーラを纏う一番隊組長なる人物が臨戦態勢になり刀を構えた。
ん?どゆこと?
魔女ってダンジョンマスター、時の牢獄だよな?
魔石を食べたら魔女因子を俺が宿したわけだし⋯。
あと、マスター?
そんな人いたの?
いや、あのとき時の牢獄より上位の存在はいなかったはず…
なら時の牢獄の魔石を食べ、魔女因子を宿した俺がマスター?ってことにならないか?
違う魔女がいるのか?
と、俺はわけがわからなく、思考の渦にのまれていたら…
「き、貴様あああアァァ!!!わたしのマスターを愚弄するとは!何たる!何たる愚者!!
ああ…マスター申し訳ありません…わたしが英霊召喚した、一番隊組長があろうことかマスターに叛逆致しました…わたしに殺させて下さい…
いえ、永遠の苦しみを味あわせ消滅させましょう!!」
やはりスキル魔女因子、不可視の手が怒り狂った。
声は聞こえるような聞こえないような…
だがなんとなく意思は伝わってきた。
ならやっぱりダンジョンマスターしてたときの君の部下ね。一番隊組長は!
ダンジョン90階層でたたっ斬ったから覚えていたよ。
ある意味俺の剣術を極めるキッカケだったから。
納得納得!
マスターも俺と理解出来た。
時の牢獄がなにかスキル⋯を一番隊組長に使おうとしたが⋯
「…いや、いい。お前はなにもするな。
これもまた一興というもの…だから我にやらせろ。実は少々この者とは縁があってな…。まさか地上で相見えるとはな…。
たしかダンジョン90階層の英霊だったか…。
格好が特徴的だ…だから今でも覚えていた。
……
…
久しいな!!!と言ってもお前に今の我はわからんか…」
と、スキル魔女因子には引っ込んでもらう。
ブタオに戻れば俺を思い出してくれるのかな?
今は漆黒騎士ノーネームだしね!
さすがに今、一番隊組長の上司のマスターだよ、とは名乗れる雰囲気ではないし久しぶりに戦ってみたかった俺だった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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