第307話
今、俺と侍女と幼馴染の皇族の姫はギルドの控え室にいる。
侍女に抱きしめられている俺…
そこに侍女と俺の雇い主である幼馴染が控え室へ来た。
や、やばい…セクハラ認定される…
「あ、あ〜姫様…誤解だから誤解!!
ほら!前に侍女さんから格上に対してビビらない方法聞かれたじゃん?
今日もそれを侍女さんが聞いてきてさ…だからこれはセクハラとかじゃないからね!」
と弁明したが…
「いえ、姫様!このブタはまたわたしに欲情してましたよ!本当にいやらしいブタです!」
といつもの調子に戻った侍女に裏切られた(笑)
まあいいか…
って良くないわ!!
「ブタオさん!!セクハラはだめよ!わかったかしら?あとわたしには激励の言葉くらいはないかしら?
わたしはあなたの雇い主なのだけど??」
「だから誤解だって!…あ〜姫様頑張って!
あと、どうになるよきっと。多分、知らんけど」
まあ、侍女には危なくなれば助けるって約束したからな…
だからどうにかなるよ。
もちろん幼馴染のチカラにもなりたいって思ってる。
けどなるべくは自分たちだけで頑張ってほしいが、相手の一番隊組長は強敵らしい。
果たして俺からみても脅威になるのか楽しみだな。
久しく強敵とは出会えていないしな…
「姫様!ブタオにはわたしからきちんと言っておきます故。許してやって下さいな。」
いや、お前が頭撫でろっていったのに被害者面すんな(笑)
「フン!わたしだけ除け者にしてもう知らないんだから!!」
ん?除け者?
俺が侍女にセクハラしたのを怒っていたのでは?
いや、そもそもセクハラしてないんだけど…。
まあ頭撫でてとは言われたがそれがセクハラになるならやっぱりしたことになるのか…
とりあえず除け者の意味が分からないが変に藪を突かないほうが吉とみた。
まあ隠れて変なことをするなって意味に捉えておこう。
と、そのあとは幼馴染にセコンドを頼まれたがもちろん断った。
危なくなれば介入するつもりだから、セコンドだと俺は身動きが取れなくなる…。
だからクソ雑魚ムーブなブタオの俺は観客席で応援すると伝えた。
そして模擬戦開始の時間になり
「さあ!いくわよ!!」
「はい!姫様!!」
「頑張って〜!俺は観客席のどっかで応援してるよ。」
といよいよ貴族同士の模擬戦が始まるのだった。
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