第306話
今、俺と侍女はギルドの控え室にいる。
俺は侍女の模擬戦での役割を伝えた。
「影を亀の甲羅みたいに丸くして強度を最大。
前衛で剣士との距離を詰めてひたすら防御!!
うん!お姉ちゃんならそれくらい余裕よ!」
「名付けて亀影盾!さ!言ってみ?」
あ、つい技名は厨二病の発作がwww
「き、亀影盾!!!」
「そう!その意気だよ!姉さん!それで、剣があたったら、すかさず横にずらす!」
「横にずらす!」
「完璧だよ!姉さん!!あとは時間さえ稼げば姫様が大魔術でやっつけてくれるさ!だからひたすらに防御で耐えるだけ!
他のことは一切なにも考えない!いい?」
「わかったわ!!任せて!!」
と、俺を抱きしめるチカラがさらに強くなる侍女。
俺は侍女に頭を撫でてと言われているから撫で続けている…
一体いつまで撫でていたらいいのやら…
まあ…女性特有の身体の柔らかさやいい香りが堪能出来るから役得なんだが…ってイカンイカン!
まあ侍女もなんだかんだで俺がチカラになってあげたい内の1人なんだろうね
「大丈夫。姉さんなら大丈夫。なにも心配いらない。断言するよ!もし最悪危なくなったら…俺が助けるから!
…だからもう泣かないで。」
「…ありがとう…ブタオ。」
侍女がなにかボソッと言ったが俺には聞こえなかった。
ん?人の気配が近づいてくる…
この控え室になにか用なんかな?
すると
「ブタオさんいる?聞いてほしいの!!」
幼馴染の皇族の姫がノックもせずいきなり入ってきたのだ…
「ん?え?姫様?!」
幼馴染の冷たい視線が突き刺さる…
「あ!ひ、ひ、姫様!!ち、ち、違うんです!!
こ、これは違うんです!!またブタオをからかっていただけなんです!!」
おー!仕える主の姫様が戻ってきて正気に戻った侍女。
いつもの調子で良かった良かった。
「…そう…」
こころなしか幼馴染の発言が冷たく感じる…
俺が侍女に手を出したと思われたか?
一応、幼馴染の部下に侍女はなるからね…
「ひ、姫様!誤解されないで下さい!
わたしはただブタオをからかっただけで…
と、姫様!!わたしが前衛をやります!!!
いえ、やらせて下さい!!」
すっかりいつも通りの侍女
「ブタオさんがなにかしたのかしら?」
やっぱり俺が侍女に手を出したと思われてる…確かに下着は見たけど不本意なんだよ!!
事故だよ事故!と俺は反射神経からかビクッとなってしまったのだった…
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