第283話
わたしは皇族の姫
侍女が伯爵令嬢金髪ドリルに土下座で謝罪してしまったわ…。
あれはどちらかというと金髪ドリルに謝罪というより、わたしにここは引いてほしいということだとわかっていたわ…
なぜならわたしの怒りは頂点に達していたから…
ごめんね…
わたしのためにそんなことをさせてしまって…
けど、どの道最初から金髪ドリルとの全面衝突はもう避けられない。
最初から何があろうと、一番隊組長さんをわたしにぶつけるつもりなのだったから、侍女がいてもいなくても結果は変わらなかったわね。
結局侍女の謝罪を受け入れるからと金髪ドリルは決闘から模擬戦へと勝手に決め、わたしはそれを承諾…。
決闘は賭けるものがある、模擬戦にはない。
といったとこかしら。
決闘はお互いが承諾したら命や尊敬以外は全てが賭けの対象になるわ。
主に金銭や、名誉がほとんどと聞くわ。
最後に賭けるものを裁判所が受諾したら決闘が成立する。
貴族間にあるトラブルでの決闘しか今までないらしい。
平民が決闘をした事例は無いわ。
けど本当にムカつくわね!!
だからかついわたしは無意識に
「まるで自分のチカラのようにいいますね?」
「…姫様?それは以前のブタオのセリフでは?
それはブタオが姫様に言ったセリフですよ……」
侍女がわたしに耳打ちしてきたわ。
あれ?たしか…あれは…前に…わたしがダンジョン氾濫についてブタオさんと会話してるときだったわね…
「今はノーネーム様…ランキング1位の御方もおられます。なのでAランクダンジョン如き…いや例えSランクダンジョンからモンスターが氾濫しても世界は終わりませんよ?」
と、わたしがノーネームのことをさぞ知った気になっていた時…
ブタオさんは
「まるで自分のチカラのように言うじゃん!
ノーネームの何を知ってるの?」
とブタオさんに言われたんだったわ。
確かにブタオさんの言った通りだったわ。
ついそれを金髪ドリルにわたしはブタオさんのセリフを使ってしまってたわ…
って侍女もそれを覚えてるなんてすごいわね…
そういうことで、今日の放課後わたしと侍女対一番隊組長さんの2対1の模擬戦が決まったわ。
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