第267話
僕は一番隊組長
「お待たせしたね!さあ、たべようか!」
伯爵令嬢のお嬢さんのお父上が僕に言う。
「あ…あの、お嬢さんがまだのようですが…」
「娘は風呂が長いからなあ…先にたべようか?」
「い、いえ。待ちますよ。その間にお父上とお話ししとうございます。」
「そうかい?悪いね…。あ、あと魔石ありがとう。本当にもらって良かったのかい?」
貴族とは思えない腰の低さだな…
そこが良さでもあるんだが、とちょっと心配になる僕。
「もちろんです。お世話になっているのですから。」
「ありがとう…本当にありがとう。自分の家だと思って好きなだけいてくれていいからね。君は何より娘が気に入っている。もちろん私もだ。なんなら養子にしたい…いや、娘を貰ってほしいくらいだよ」
「今は多分、お嬢さんは恩から僕を気に入ってくれているのでありましょう。それにつけ込むようなことはしたくなく…」
「う、うむ…ま、まあ当人同士の問題か…。
うちの娘は我儘で手を焼いていないかい?
ずいぶんと甘やかして育ててしまってね…
それでも可愛い娘なんだ。」
「いえいえ、今日も僕に恩を返そうと必死でした。あ!そ、その…言い難いのですが…浴場に先ほど来られ背中を流してもらった次第で…」
「はっはっはっ!困ったお転婆娘だ!迷惑をかけたね。ビックリしただろう?余程君を好いているようだ。だがあんな娘でも一応は貴族だ。
未婚の娘の裸を見たとなれば娶ってもらわねばな!
はっはっはっ!」
と、笑いながら冗談を言うお父上
「お、お戯れを…は、裸は見ておりませぬゆえ」
「はっはっはっ!そうかい!そうかい!
それは惜しかったね。
いや、君に対してじゃないんだがね!
娘もまだ度胸が足りなかったか!いやはや残念残念!
はっはっはっ!」
意外と愉快なお父上だ。
「その…聞きにくいのですが…
お嬢さんはよく伯爵家復興と言われておりますが…なにかそこに至った理由などはあるのでしょうか…?良ければ僕チカラになりたくて。」
とりあえず話題を変え、気になっていたことを僕は聞いた。
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