第264話
僕は一番隊組長
ホクホク顔の伯爵令嬢のお嬢さんとギルドなる建物へと帰還した。
少しずつ現代のことが理解出来てきた僕。
さっきの配信もドローンという魔導具でダンジョン内を配信したり、その戦いを端末で見たりするのが今の時代の娯楽らしい。
僕の先ほどの光景を国民達が見ていたわけか…
それなら…
もし見ていたらふくよかな白髪の少年は名乗りを上げてくれるだろうか…
そんな勝手ながら再会出来たらと僕は願っていた。
僕はあんなに幾度となく切りあった彼を友だと思っている。
すると
「困りますわ!ギルドマスター!一番隊組長様との面会は伯爵家にきちんとアポをとってからにして下さいまし!」
「いや、確かにそうだが…だがいまは非常事態というか…御息女もわかっておろう。
先日ダンジョンからモンスターが氾濫し皇族家当主様が亡くなられた…。またいつ氾濫するか分からない…
今の日本には戦力が…
だから伯爵家お抱えの一番隊組長殿に今面会を!!」
「ダメですわ!探索者には守秘義務や有事の際の強制招集以外は自由を尊重するという法律がお有りのなのをご存知でしょう?
それに今まで伯爵家を冷遇してきたじゃありませんの!今更取り繕っても遅いですわ!
わたくし達は今から伯爵家を復興するために忙しいんですの!では失礼!」
「せ、せめて名刺だけでも!!」
と、お偉いさん?ぽい人の悲痛な叫びが聞こえた。
「良かったの?お偉い方じゃなかった?」
と、プリプリ怒ったお嬢さんが僕の元へ戻ってきた。
「大丈夫ですわ!一番隊組長様も気を付けて下さいませ。今もあなた様を狙ってる下賤な雌達が視線を送っておりました。
まあ、おいそれと貴族お抱えの探索者に声は掛けてこないとは思いますが…わたくしが側にいないときは気を付けて下さいませ。
配信で伯爵家お抱えとは言いましたが、見ていない者や、それを知ってでも強行突破してアプローチしてくるかもですし…わたくし心配ですわ…」
まるでフシャー!!と猫のように周りを威嚇するお嬢さん
「あはは…僕なら大丈夫だよ。さあ、お父上が帰りを待っている。帰ろうか」
「はい!一番隊組長様!!」
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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