第249話
「きゃー!!」
「なんだ?」
「ひ、人が吹っ飛んだぞ」
「きゅ、救急車!!」
「は、はやく!」
「よ、呼びました!」
と、俺達がいたレストランは軽く惨事になっていた
「先ほどわたし達をいやらしい目でみてたウエイターですかね?」
「多分…ブタオさん?なにかした?」
と、侍女は幼馴染みの皇族の姫に言い、
幼馴染みは俺に尋ねてきた。
「い、いや、俺はなにもしてないよ!俺は!
ほら?両手塞がってるし、俺にはなにも出来ないじゃん?」
「まあ…ブタオにそもそもそんなチカラは無かったわ…」
「…そうだけど…。なんか前にもこういうことあったわよね…ブタオさん?」
幼馴染みだけはちょっと怪しんでる。
たしか剣聖ちゃんも勘がいいから俺のチカラを怪しんでたりしてたな。
幼馴染みも、あまりに何回も不自然なことがあると戦闘経験からか俺に疑いの目を向けてきた。
そんな気がした…
「まあまあ、救急車も来るみたいだし、大丈夫でしょ。俺達は医者じゃないし、もう帰ろうか。
いい時間だしね」
と、俺は急ぎ黒塗りの高級車の元へ向かい荷物を丁寧に積んだ。
ちなみにウエイターは顔面陥没で全治1.2ヶ月の重傷だったらしい…
なんで知ったかというと、後日侍女がテレビに俺が映っているとスマホを見せてきたからだ。
それは、顔にモザイクがかかった俺が通りすぎてから、まるで超常現象のように勝手に1人で吹き飛んだウエイターを映した防犯カメラだった。
事件か事故かで討論されていたらしいが、
まあ事故で処理されたらしい。
事故の痛々しいウエイターの顔が映しだされていて、ちょっとやり過ぎたか?
と一瞬思ったが、元々は俺を転ばせようと掛けてきた足を俺が踏み抜き砕こうとしていたからむしろ不可視の手だからこの程度で済んだと思ってほしい。
俺が踏み抜いていたら、間違いなく足は再起不能、いや千切れてたと思うし。
だから運がよかったね!ウエイターさん!
それでもまだ俺に不満があるなら次は正面から相手になってあげるから言ってくれ。
またあのレストランに行くのが楽しみだよ!!
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