第244話
俺は皇居の外周を30周走らされ、幼馴染みの皇族の姫に呼ばれた。隣にはそれを俺にだけ指示したお付の侍女もいる。
取り敢えず疲れた振りをしないとな…
「なに?姫様?疲れてるんだけど」
「ブタオさん、お疲れ様。どう?やっていけそうかしら?」
「白々しい、なにが疲れてるよ!相変わらず太々しい顔してるのに!」
「まあ…疲れるけどなんとかやっていけるかな…疲れるけど。」
俺にだけなんかスパルタな気がする…
まあ別にいいが。
「そ、そう…」
「2回も言うな!2回も!」
「いや、侍女さんも2回いってるやん(笑)」
「ブタオさん…最近話題の、一番隊組長さんってご存知あるかしら?」
「キー!!この生意気ブタ!!」
また侍女が怒ってる…ほっとこ
「知らないよ。誰それ?」
「この前カフェに来た…伯爵令嬢の、お抱え探索者なの。うちの侍女が模擬戦で手も足も出なくて…
最近現れた謎の剣士なの。」
「ひ、姫様!!あ、あれは油断しただけです!」
「ふ〜ん。」
まあこの侍女はすぐにビビるからな。
自分より弱いヤツにしか強く出れないからね…
だから格上に当たれば圧だけであっさり降参しそうw
「その伯爵令嬢金髪ドリルからわたし宣戦布告されたの…だから近いうち全面衝突するかもなの。」
「…」
「そっか。頑張って?でいいのかな?」
え?なんで俺にこの話するん?
なにか関係あるのかな?
「ブタオさんも見習いとはいえ、皇族家探索者部隊でしょ?だから、強くなってほしいの…
わたしはブタオさんに可能性を感じてる。」
「…まあ、性格はひん曲がってますがね!」
侍女お前が言うな(笑)
「まあ、出来るだけ努力はするしチカラにはなるよ。俺が強くなって伯爵金髪ドリルと一番隊組長を相手したらいいの?別にいいけど普通に負けるよ?」
一応クソ雑魚ムーブだからね。
幼馴染みが殺されるとか緊急事態とかになれば、不可視の手かブタオの俺で対応はするが…
積極的には俺のチカラをひけらかしたくは無いし、
ノーネームでは参戦は出来ない…。
仇になってるからね。
「いえ、さすがにそこまでは…ただ強くなってほしいの。今は亡きお父様が言っておられたの…
ブタオさんはいずれ自分の意思と関係なく自ずと戦いの渦中に身を投じるって。
そういう運命なんだって…
巻き込んだわたしが言うのもあれだけど…
だから強くなってほしいの…」
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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