第243話
取り敢えず俺だけ皇居の外周を30周走らされた…
走るのは気分が良く気持ちがいいが…疲れた振りをするのが大変だった…
「ひい〜や、やっとおわったあ……はぁ…はぁ…」
「お疲れ!」
「お疲れ様!」
と労ってくれる同じく新入隊員の2人。
見た目的にも同い年くらいかな?
いや年下にみえるか?
「あ、ありがとう…はぁ…はぁ…」
取り敢えず屈んで膝小僧に手を置いて疲れた振り。
汗かいてないの?とか突っ込まないでね…
お願い。
「お前だけ災難だったな…」
「ね、なにかしたの?」
とタオルと水をくれた。
同じ部隊の新人だからか、俺に優しかった。
もしくは俺だけ不遇だったから同情してくれたんかな?
学園みたくイジメられなさそうでよかった。
やはりある程度人格者が集められてるのかな?
「いや、あ、まあ…えと、まとめ役?リーダーの侍女さんをからかったからかな…」
「い、いや!いきなりそれはやばくないか?」
「たしかに…あの人Aランク間近なのよ!正気?」
「あはは…」
顔を合わせたらいつもからかってるとは言わないほうが良さそうだ…
と、侍女は幼馴染みの皇族の姫とスマホを見ながら何やら談笑していた。
「やはり…頭角を出してきたわね…」
「はい…やはりわたしに勝つ実力の持ち主でしたから…」
「一番隊組長さん…スカウト出来なかったのは痛手だわ…ブタオさんはどう?」
「ブタオは根性、精神力は確かに凄いですが…成長は晩成型かも知れないです。ただ今日は皇居の外周30週までは走れているかと。」
「え?あのステータスで?す、すごいわね…まあ焦らないこと」
「はい。姫様!わたしが直々に鍛えますから!ご安心を!」
「あら?なにやらずいぶんとブタオさんを気に入っているのね?」
「い、いえ…ただ、あのブタはわたしや姫様を敬わないからあくまでも教育ですよ!教育!」
「ふ〜ん…入隊式前にもなんか距離近くなかった?」
「あ、ひ、姫様!ブタオが走り込みから戻って来てますよ!」
「あ、ブタオさん!ちょっといいかしら?」
と、俺は姫様に呼ばれた。
「はぁ…はぁ…疲れた…疲れた…」
とゾンビみたく手を前に出して駆け足でいく。
一応上司になるからね…
待たせてはいけないと、
俺は疲れてる振りなため変な駆け足で行った。
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