第242話
「「「えっほ、えっほ、えっほ、えっほ!ノーネームは必ず殺すって誓わなきゃ!えっほ、えっほ、えっほ、えっほ!!」」」
俺を含めた新入隊員3人で今は皇居の外周を走らされている…
一体何の掛け声を言わされてるのやら…
何でも流行りの掛け声らしい。
取り敢えずは隊員の洗脳教育だとか…
逆に本当にノーネームに復讐する気ある?
って言いたくなるくらいなひどい掛け声だった…
まずは訓練方法から見直したほうが良さそうだが当然、俺がアドバイス出来るはずもなく…
取り敢えず新入隊員には心構えとして必要な処置らしい。
国を守りたくて入隊した人はいないのだろうか…
みんながみんなノーネームに怨みがあるわけではないと思うのだが…
まあ他のスカウトされた人の入隊理由を聞くほどの仲でも無いし、まあいいか。
ほとんどが身内とか分家の人間とからしい。
そしてやたら俺にだけ訓練を厳しくする侍女…
その侍女は皇族家探索者部隊のまとめ役らしい。
指揮官で一番偉いのが幼馴染みの皇族の姫になり、次に偉いのが部隊まとめ役の侍女。
ポンコツなのに…よく今までやってこれたなと不思議に思ったよ…
とにかく威張り散らすだけだった。
俺に「ブタオだけはプラスであと10周!!」
と言う侍女。
ちなみに1周は大体5キロらしい。
だから10周はフルマラソンくらいかな?
「ぜぇ…ぜぇ…」
取り敢えず疲れたふり…をしながら最後尾を走る俺。
まあ見習いで訓練だけでも日当が出るから取り敢えず真面目にやる。
一応ブタオのときの俺はクソ雑魚ムーブだけど、なにか怪しまれたりうっかりした場合は全部技術と言って押し通そう…
「ブタオだけ更にあと10周!!!」
規定の訓練、先に10周走り終えた新入隊員の男女2人が
「な、なあ…!」
「な、なに?」
「おれたちはとっくに走り終わったけどさあ…」
「うん…」
「なんであいつだけまだあんなに走らされてるの?」
「さあ?」
「け、けど…やばくないか?」
「確かに死にそうな顔だね…」
「いやいやいや、いま30周目だよ…あいつ…」
「…体力すごいね…」
「あいつデブだから、魔力ないはずなのに…」
「体力と魔力は関係ないんじゃないかな?」
「あ、そ、そうか…けどすげえな…」
「う、うん…」
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