第236話
俺は牢獄のブタオ。
俺は取り敢えずこのままクソ雑魚ムーブは続けていくが、自身がイジメられ面白がるのをやめた。
皇族家探索者部隊の一員としてあまり悪評が立てば皇族の姫こと幼馴染みの顔に泥を塗ることになる。
だからクソ雑魚だけど、やり返したり言い返すことにした。
まずは舐められないようにする。
取り敢えずはまだ小さい信念だけど、人のためにそうなろうって思えたのは、はじめてだった。
あの後、やはりイジメっ子平民はやり返してきた僕に何も言うことなくふらふらしながら立ち去っていった。
殺す気できたから殺してもよかったんだが、取り敢えず弱いながらも俺が反撃したらどうなるか見てみたかった。
窮鼠猫を噛む…
あとは監視カメラ対策もしないとだな…
基本的には事故を装うか。
やはりイジメっ子はやり返さない、自分より弱い奴しかイジメないか…
最初からわかってはいたけどね。
次は人数を集めてリベンジにくるかもだな…
まあ受けて立つよ!
と、
翌日の4月からは探索者学園2年へと進級し、俺は晴れて2年生のFクラスとなった。
そしてイジメっ子平民はウソのようにおとなしくなっていた。
もちろんクラスのみんなも
なぜなら…
Fクラスにまた来た幼馴染み
「ブタオさん、では今日の放課後から皇族家探索者部隊の入隊式をするから、忘れないようにね」
「うん、わかったよ。姫様。」
と、みんなが憧れる日本最強探索者部隊、
皇族家探索者部隊に俺が入隊することになったからだ。
今は一番下っ端の見習いだが、おいそれと皇族家の息の掛かった者にはみんな手出ししないだろう。
まあしてきたら、それ相応にやり返すが。
そんな決意をしたからか
「ブタオさん…なにかあった?」
「え?俺?なにもないけど…」
「ふふ、一人称が変わったわね。顔つきも…昔はオドオドしてたり、最近はヘラヘラしてよくうちの侍女をからかったりと…今は…なんか…探索者の顔…何かを決意した顔になったわね。」
と幼馴染みが俺に微笑む。
「か、からかわないでよ。まあ…そうだね…
俺の仕出かしたことが、姫様の責任になるってことくらいは…まあ自覚したかな。」
「今の、ブタオさんは戦う男の顔ね…素敵だと思うわ。」
幼馴染みは俺の火傷の跡がある醜い容姿を褒めてくれたのだ。
容姿を褒められたのは産まれてはじめてだった。
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