第235話

僕は同じFクラスのイジメっ子平民に腹を殴られた。

もちろんスキル魔女因子、不可視の手には何もするなと命令しといた。

ここには監視カメラがある…

取り敢えず被弾し吹き飛ばされる振り

「ぐあっ！！！」

と、ダメージがあるように喚く僕

「か、硬〜！！お前レベルあがったのか?それで防御にステータス振ったな?」

普通に殴られてたら、僕を殴った拳の方が砕けるが…

僕は素早く後ろに跳躍し威力を逃がした。

僕のステータスはカンストだからね！

知ったらビックリするだろうwww

「振ってないよ。僕はずっとレベル1のまま…

だから技術と言ってもらいたいね。ずっと殴られ続けていたら、耐性や威力の逃がし方は分かるんだよね。」

「ブタオ！お前！マジ調子乗んなよ！」

拳を擦るイジメっ子平民。

やっぱり痛かったのかな?w

「僕はもうイジメられる振りをやめたのさ！

僕の評価は僕だけのものではなくなったからね。

だからこれからはやり返すよ！」

「は?意味わからねえこと言ってんなよな！

やり返すだあ！お前は黙って殴られてたらいいんだよ！」

「なんでそんなに僕を目の敵にするのさ?」

「お前みたいなクソブタはなあ！一生イジメられるのが宿命なんだよ！」

「たしかに…宿命…そうかもね。そして君たちイジメっ子はいつも自分より弱いやつしか狙わない…

本当に醜いね、知ってる?負けるとわかっていても自分の信念のために、国民のために戦い続ける貴族がいるって?国民に批判されているのを承知の上でだよ?」

「は?おれが醜いだと！?貴族は偉いから偉いんだろうが！だからおれみたいな人間が貴族にならなきゃいけねえんだよ！」

更に怒りがますイジメっ子平民

「君みたいなのは貴族になるべきでは無い。

もしなるなら僕が全力で邪魔するよ。」

「ざけんな…ざけんな！ざけんな！！ざけんな！！！殺してやる〜！！！！」

イジメっ子平民は身体強化見習いのスキルを使い僕を殺すつもりで殴りにきた。

昔のレベル1だった頃の僕なら確かに殴られたら死んでたかもな…

僕はダメージがある振りをしてワザとよろけながら立ち上がる。

そしてワザと振ら付き運良くイジメっ子平民のパンチを躱した風にする。

不可視の手！ガードしてやって！

と、僕はよろけた拍子に突き出した手をイジメっ子平民の腹に当てた。

これならカメラにも偶然って映るだろう。

本来なら爆散だが、不可視の手が僕のパンチをガードっと！！

だけどその余波だけでも

「ヴォエえぇぇぇぇ！！！」

軽く吹き飛ばされ嘔吐し膝をつくイジメっ子平民

「はぁ…はぁ…。これからはいつでも相手になるよ…

僕は…

いや…俺は…

皇族家探索者部隊が一人…牢獄のブタオだ！！！」

そうして俺は翌日の4月から高等部2年に進級し、17歳となりちょっと大人になれた気がしたのだった。

−　−　−　−　−　−　−　−　−　−　−　−　−　−　

読者の皆様　初心者の拙い文章ですが

☆　♡　コメント　など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆　不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m

また

魔力0 残念王子の黒騎士　異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双

も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。