第234話
幼馴染みの皇族の姫と、伯爵令嬢金髪ドリルが一触即発になる…
「あなたねえ…失礼が過ぎますよ!!」
幼馴染みの怒りが冷気に変わり始め…
心なしか金髪ドリルが白い息を吐きながら身震いしはじめた…
「そ、そうだよね!ぼ、僕は失礼するよ!
不快にさせてごめんねー!さよなら〜!!」
と僕は足早に立ち去った。
まあ僕に用はなさそうだし、さすがに学園内で戦闘とかしないだろう…。
僕のスキル魔女因子、不可視の手にも彼女達には危害を加えるなと再度命令した。
前ノーネームのとき、幼馴染みも殺そうとしてたし…
基本的には良いスキルなんだが、自立型って暴走するのがデフォなんですかね?
と、
たしかに金髪ドリルからは酷い言われようだったが…あれは僕に対してというか幼馴染みにマウントが取りたくて誇張に表現している気がした…。
まあ容姿から嫌われてはいるだろうけど、嫌悪感をそこまで感じなかったからだ。
悪意や攻撃性もなく、ただただ子供の口喧嘩みたいな…
まあそれだからって許される行為ではないが…
不可視の手が制裁を加えるまでもないよ。
あそこは幼馴染みに任せよう。
女性同士の揉め事に男がいるのは野暮だからね!
僕に女心なんてわかるわけも無いし!
と、ブタオのときの僕は幼馴染みのチカラになりたくて皇族家探索者部隊の見習いとなった。
そんな覚悟を決めた寮への帰宅途中…
「おい!ブタオ!」
と声を掛けられる僕
「なにかな?」
Fクラスのイジメっ子平民だった
イジメっ子平民、Fクラストップ ステータス
ランキング 8145140位
Fランク初心者
レベル5
体力 19
魔力 20
攻撃力 19
防御力 20
素早さ 19
魔術 見習い中
スキル 身体強化見習い中
貴族になりたい願望(強)
「お前、いい加減調子乗り過ぎだ!昨日と今日とな!もう我慢ならねえ!殺してやる…」
殺気立つイジメっ子平民
「別に僕から侍女さんや、姫様に絡みに言ったわけではないのに?」
「あっちゃならねえ!お前がおれより上とか…
お前がおれを見下したりとかあっちゃならねえんだよ!!」
「はあ…いいよ。確か君言ってたよね?探索者だから殺される覚悟があるって?
来なよ!僕もたしかに今までイジメられて何も言い返さず、やり返さずだった。
イジメられるほうにも原因があったと、今ならわかる。
今はイジメられてるのも楽しかったけど…もう、そうはいかなくなったんだよね!」
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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