第233話
僕は皇族家探索者部隊見習いアルバイトになった。
クソ雑魚ムーブでどこまで助けれるかはわからないけど、チカラになってあげたい。
なんでもかんでも暴力ってわけにはいかないだろうから、弱いブタオのままの協力になるけど…
日本一権力を有する皇族家が全て暴力で片付けてたら独裁者になるだけだしね…
幼馴染みの皇族の姫もさすがにそれは望んではいないだろう…
だから無意味な悪感情くらいからなら姫様を守る肉壁に僕がなろう。
あとは暗殺者とか?いるのか知らんけど
と、
さすがにランキング1位を名乗り出る気は今後もない。僕はなにより平穏を望んでいるから…
国に使い潰されたりはまっぴらごめんだ!
だから皇族家探索者部隊はアルバイトね!
ってか名乗りでたらランキング1位のノーネームってバレて、助けるどころか仇認定だから絶対にバレないようにしないと…
戦いはノーネームのときの僕か、誰もみていないときのブタオの僕。今まで通りにはなるが…
まあいざというときは、ブタオのときの僕のチカラも振るう覚悟だ!緊急時とかはね!
ただなるべく探索者は自己責任で…
さすがに誰でも彼でも救えない…。
それは終わりが無くなる呪いだからだ…
救いを求める声は絶対無くならない!
そして救われて当たり前になれば要求がエスカレートしてくのは想像に難くない。
んで、
皇族家探索者部隊になると言った僕の発言に幼馴染みが喜んでいると…
「ご機嫌、姫君様!」
「あら、ご機嫌…た、たしか…」
「…」
誰かな?
金髪ドリル…
まあ貴族だろうな。
幼馴染みの知り合い?っぽい。
「わたくし、伯爵家の子女でございますわ」
と幼馴染みに会釈する金髪ドリル。
やはり貴族か…
「あ、ああ、そうでしたね。わたしに何かようでしたか?」
幼馴染みは優雅に紅茶を口付けながら、冷たい口調で返事をした。
あれ?知り合いじゃないの?
な、なんか気まずい…
まあ僕の用はもう済んだろうし…
「ぼ、僕は席外すよ…姫様お茶ご馳走さま。」
と、僕は席を立つ。
「まあ!…なんて醜い殿方だこと!!
火傷の跡といい…姫君様はこんな殿方と…って少々ご趣味が悪いですわね!あはっw
それに今、皇族家は当主様を亡くし大変と聞いていましたが…呑気なものですわね!学園内でこんな醜い殿方と授業をサボり逢引にかまけているなんてw」
相変わらずひどい言われようだな…
まあ僕はデブだし顔面を子爵嫡男に焼かれて火傷の跡をそのままにしてるからね…
スキル完全無効で治せるけど敢えてしていない。
まあ戒めというか、今まで受けた仕打ちを忘れたくないからね。
人間にされたね!
だから顔が醜い自覚はある…心もかもだけど…
あと逢引ではなく雑談とスカウトされた返事をしただけ。
が、言い返したらややこしくなりそうだから僕は無言で立ち去ろうと…
「ブタオさんを悪く言わないでくれるかしら?
忙しいから用件を早くいって下さい。その伯爵家みたいに暇ではないので!!」
と怒りの感情が少し滲み出る幼馴染み。
ん?
僕のスキル魔女因子からなる不可視の手が、僕の背中から出てきた!
「い、今は出たらダメだって!落ち着け!僕は大丈夫だから!悪口くらい言われ慣れてるし。」
と、つい小声で口から出てしまった…
不可視の手が金髪ドリルを殺す気だったからだ!
僕は不可視の手を僕自身のチカラ抑え込む。
するとスキル魔女因子がスキルを使う感覚が僕にはわかった。
そこには殺意や憎悪がある…
僕のためにって分かってはいるが…
ヤメロ
「あなた…気持ち悪いですわね…
はやくわたくしの前から消えて下さいませんか?
不愉快ですの!」
と、僕は金髪ドリルに指を差されていたのだった。
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