第227話
僕はイジメっ子平民に、殺される覚悟があるのかを聞き返してみた。
「あるに決まってんだろうがよ!!おれは探索者見習いでFクラスのトップ!次期貴族になるのを目指しているんだ!お前みたいな半端者とは覚悟が違うんだよ!!」
と、威勢よく叫び僕の胸ぐらをつかむイジメッ子平民。
Fクラスのみんなも盛り上がり始める。
「やっちゃえやっちゃえ」
「ブタオ最近なんか調子乗ってるしな!」
「うっかり殺して事故にしちゃおうよ!」
「いいねえ、いいねえ」
「ここにいるみんなは事故っていうよ!
なあ!みんな!ビビッてチクるヤツなんていねぇよな?」
「やれ!!やれ!!」
「殺れ!殺れ!」
「「「「「殺れ!殺れ!」」」」」
…な、なんか…めっちゃカオスなんだがwww
クラスのみんなから殺されろと言われる僕。
一体僕がなにかをしたのだろうか…
なにかみんなに怨まれるようなことしたかな?
何もしていないのに…
いや、僕のチカラの無さが原因か…。
人間は誰かを虐げずにはいられない…
やり返さない、自分より弱い何も言わない人間をターゲットにする。
自分の地位を守るために…
だから無力は罪だ。
大罪なのだ!!
他のみんなはその矛先が自分にこないように乗っかるだけのヤツもいるだろう…
結論みんな自分が可愛いんだろうな…。
集団心理か…
まあいいや。
「じゃあ殺ってみなよ?」
と、僕は胸ぐらを掴まれながら平然という。
「言ったなー!!殺してやる!!!ブタオ!!!」
と胸ぐらを掴みながらイジメっ子平民が叫ぶ。
さあ…
君はどんな自爆で僕を楽しませてくれるのかな?
と…
「なんだか騒がしいですね…ブタオさんはいますか?」
と、幼馴染みの皇族の姫が僕のいるFクラスを訪ねてきた。
「やあ。姫様こんにちは」
と僕は平然と挨拶する。
「え?ぶ、ブタオ?また?き、昨日に続いて?」
昨日は侍女が僕を携ねて来たからね。
なんの用かな?
またスキルの話かな?
と、イジメっ子平民はポカンとしている
「…なにやら取り込み中でしたか。
ですが穏やかではありませんね?
わたし一応学園の首席で権限があるのですが、学園内の揉め事なら介入しますが?」
と、イジメっ子平民を睨みつける幼馴染みだった。
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