第220話
やあ!みんな、僕だ!
牢獄のブタオだ!
久しぶり!!
主人公なのに最近出番が少ないよ僕!!
※ここより主人公目線、ブタオに戻ります。
今回は第182話からの続きとなり、そのまま物語が進むよ。
僕は幼馴染みの皇族の姫に恨まれるようにした。
それが彼女の生きようとするチカラになってくれるはずと信じて…
漆黒騎士ノーネームのときの僕は皇族家当主様を殺したと偽り、国際指名手配に…
なぜかなって無かった…
あれ?
なんで??
まあノーネームはブタオの僕って結びつかないだろうし、ノーネームが国際指名手配になろうが僕は別によかったんだけど…なんか拍子抜けだった。
炎雷竜神纏のスキルもあり別人のドラゴニュートになれるし、漆黒騎士バージョンは暫くお休みでもよかったんだが…
理由は分からない…
僕が当主様を殺していないってバレたのか…?
気になるな…
ま、とりあえず学園に登校してみて幼馴染みの皇族の姫の様子でも見てみるか…。
とりあえず当主様の国葬だったりとかで、幼馴染みは学園を10日ほど休んでいた。
と、相変わらず僕は学園でイジメられている…
だけど危害を加えられたりとかでは無く、陰湿なイジメだった。
僕の机にゴミを撒き散らされていたりとか…
相変わらず片付けていたら…
幼馴染みの皇族の姫のお付、侍女がFクラスに来て僕を訪ねてきたみたいだ。
「ブタオ!いますか?来なさい!」
と有無を言わせない迫力がある声色でズカズカFクラスに入ってきた。
いきなりなんなんだろう…
少しウェーブのかかった身長高めのスレンダーお姉さん。
歳は20代前半だったかな?
美人なのになんとなく僕からみたらポンコツ感がある(笑)
って何しに来たのかな?
まさか僕がノーネームってバレてスキル覇王気をかけた仕返しか?
Fクラスのみんなは
「姫様のお付きの侍女じゃん」
「ブタオに用って…」
「最近ちょいちょいくるよな」
「皇族の姫様も来てたし」
「剣聖ちゃんも」
「ブタオのクセに最近生意気じゃね?」
「またシメないとな!クソブタのくせに」
「侍女さん美人」
「付き合いたい」
「おれは罵られたい…」
「踏まれたい!!鞭で叩かれたい」
「ブタオ許せん!」
「いや、待て待て、なんか侍女さん怒ってね?」
「ならブタオをシメに来たんか?」
「ざまあwww」
「いやいやご褒美だろ?」
「おれが代わりにシメられてくる!
じゃなくて、口説いてくる!!
〜侍女さん!あんなブタほっといて、おれと話ししない?」
僕をイジメている平民イジメっ子が侍女さんに声をかけに行ったのだった。
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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