第216話
わたくしは探索者学園Aクラス、伯爵令嬢金髪ドリルですわ。
元新選組一番隊組長様なるコスプレ探索者がわたくしを助けてくださり、伯爵家へと帰還するまえにギルドへ報告に行きました。
わたくしは破られた衣服を証拠品として出しました。
同じAクラスの殿方にダンジョン内で犯されそうになったことと、Dランクパリピパーティーを雇ってその輩にわたくしは腕を抑えられていたと…
魔力の痕跡が指紋みたいに残るので充分な証拠品にもなり、あとはわたくしの伯爵家から犯罪者の親にも抗議するともギルドへは伝えました。
探索者は自己責任とは良く言いますが、きちんとしたルールなどはあります。
もちろん助けて下さった一番隊組長様は正当防衛と主張しました。
まず証拠品があるので間違いなくこの主張は認められます。
ダンジョン内はモンスターだけでは無く人間にも気を付けないとですわね…
殺人は基本的には御法度ですが、やはり行方不明になる探索者は後を絶ちません…。
なかには悲惨に犯された死体があることも珍しくないみたいです…
わたくしも充分に気を付けなきゃですわ…。
「あ、あの…一番隊組長様はどこかの貴族にお仕えなんでしょうか?」
わたくしはギルドの更衣室で着替えをし、羽織を返しました。
「まだだよ。」
「で、でしたら!!わたくしの伯爵家お抱えの探索者になりませんこと?」
「ごめんね…僕仕える御方は決まってるんだ。
けど…恥ずかしい話、実力不足でね…
テストに落ちちゃったばかりでね…アハハ」
と苦笑いしながら頬をかく一番隊組長様
こんなにお強い方なのに?
引っ張りだこならわかるのですが…
皇族家の探索者部隊に落ちたとかでしょうか?
「わ、わかりましたわ…無理には申しません…あ、な、なら!!わたくしの先生にはなって頂けないでしょうか?お礼に何でも致しますから!
ぜひ!ぜひ!」
わたくしはこんなにも強い紳士な一番隊組長様が手元にほしい!
もちろん助けて頂いた恩からにはなりますが…
このままサヨナラしたくないですわ…
と、御手を握り懇願しましたわ。
「う、うーん…先生かあ…まあ、教えれる範囲でちょっとだけなら…そのかわり現世について教えてもらおうかな…。」
と、少し困ったお顔をなされた一番隊組長様。
「そ、それで構いませんわ!ありがとうございます!」
嬉しいですわ!
とりあえず一緒にいる口実は出来ましたわ!
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