第214話
わたくしは探索者学園Aクラス、伯爵令嬢金髪ドリルですわ。
元新選組一番隊組長様なるコスプレ探索者がわたくしの窮地に現れて下さいましたわ!
「今からが、いいとこだってのに邪魔しやがって!!
おい!お前ら!先にこいつからやっちまうぞ!!」
「「へい!!」」
と、取り押さえられていたわたくしの腕を離す、雇われのパリピパーティーの2人組。
そしてわたしを犯そうとしていたAクラスの殿方が怒りをあらわにしました…。
そして3人がわたくしを助けに来てくれた御方を取り囲もうとする。
刀を鞘から抜いていたコスプレ探索者。
その場で腰を落としました…
わたくしは今震えていて声が…出ません。
なぜなら…
本当なら3体1で圧倒的に不利なのに助けに来て下さった御方…
わたくしに構わず逃げてと言いたい…。
けどやっぱり助けてほしい。
貞操をこんな下衆に奪われたくない…
だから助けてとは言えても、わたくしはいいから逃げてと言えない自分が恥ずかしいですわ。
やはりこの御方を巻き込むわけには…
「わ、わたくしは…だ、大丈夫で…すから…に、げ…て…」
なんとか震えながら声を振り絞って出すと…
コスプレ探索者は突きの構えをし…
「ヤッヤッヤ!!!」
……
…
え?
コスプレ探索者から掛け声が聞こえると同時に、一突きに見える突きを放っていました…
すると喉、鳩尾、頭と、3人の下衆達が貫かれていました…
頭と、喉の刺された2人は即死。
鳩尾を刺されたAクラスの殿方は…
「ヴグボアアァァ!!」
と吐血。
コスプレ探索者は返り血を浴びないようAクラスの殿方の袖口を掴み口へと押し付けてました…
すごい的確で冷静な判断力。
そして明らかに一瞬で…いえ、一撃で3人が致命傷でしたわ。
そして
「ハァ!!!」
とコスプレ探索者が、Aクラスの殿方の鳩尾に突き刺さったままの刀の頭を握り手ではない方の手で勢いよく押し込むと…
その勢いでAクラスの殿方の身体が刀身から抜け、壁に激突し血の染みを撒き散らしていました。
あ、圧倒的すぎましたわ…
そして血糊を落とすように刀を払い、納刀。
か、か、か、
…
カッコイイですわ!!
「弱すぎる…。って、大丈夫でしたか?お嬢さん?」
と、優しくわたくしに声をかけてくださいました。
そして自身の羽織りを脱ぎわたくしに掛けてくださいました。
あ!わたくし、今上半身の服を破られて下着姿でした…。
そしてその羽織の背中には…誠、
と書いてありましたわ。
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